【音声配信】スバル レヴォーグ(2代目)の概要
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スバル レヴォーグ(2代目:VN系)の概要
スバル レヴォーグは、日本のツーリングワゴンの伝統を受け継ぎ、「革新スポーツツアラー」として2014年に初代が登場。スバルが誇るAWD技術とターボエンジンによるスポーティな走りと、ワゴンの実用性を高次元で融合。2代目では先進安全技術「アイサイトX」を初搭載するなど、常に時代の最先端を走り、運転する愉しさを追求し続ける、スバルのパフォーマンスを象徴する一台です。
スバル レヴォーグ(2代目:VN系)の主要諸元
(記事作成年月:2025年6月 / 代表モデル:レヴォーグ STI Sport R EX)
項目 | レヴォーグ STI Sport R EX |
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駆動方式 | AWD (常時全輪駆動) / VTD-AWD |
型式 | 5BA-VNH |
全長 (mm) | 4,755 |
全幅 (mm) | 1,795 |
全高 (mm) | 1,500 |
ホイールベース (mm) | 2,670 |
車両重量 (kg) | 1,630 |
乗車定員 (名) | 5 |
エンジン種類 | 水平対向4気筒DOHC 直噴ターボ “DIT” |
エンジン型式 | FA24 |
総排気量 (L) | 2.387 |
最高出力 (kW[PS]/rpm) | 202[275]/5,600 |
最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm) | 375[38.2]/2,000-4,800 |
使用燃料種類 | 無鉛プレミアムガソリン |
燃料タンク容量 (L) | 63 |
燃費 (WLTCモード km/L) | 11.0 |
トランスミッション | スバルパフォーマンストランスミッション (SPT) |
最小回転半径 (m) | 5.5 |
タイヤサイズ(前・後) | 225/45R18 |
車両本体価格 (消費税込み 円) | 4,928,000円~ |
※上記は代表的なグレード「レヴォーグ STI Sport R EX」の諸元であり、2025年6月現在の情報の一例です。年式、オプション装着状況、改良などにより数値は異なる場合があります。
※車両本体価格はメーカー希望小売価格(消費税込み)の一例であり、地域や販売店、オプション選択によって異なります。リサイクル料金、保険料、税金(環境性能割・自動車重量税・自動車税種別割など)、登録等に伴う費用は別途必要です。
※燃費は定められた試験条件のもとでの値です。実際の走行時には、気象、道路、車両、運転、整備などの状況により異なります。
スバル レヴォーグ(2代目:VN系)の主な変更履歴
- 2020年8月20日(先行予約開始):2代目となる新型レヴォーグ(VN系)が世界初公開され、先行予約が開始されました。スバルグローバルプラットフォーム(SGP)とフルインナーフレーム構造を組み合わせた新世代ボディ、新開発1.8L直噴ターボ「DIT」エンジン(CB18型)、そして高精度マップを活用した高度運転支援システム「アイサイトX(エックス)」を初搭載するなど、その革新的な内容が大きな注目を集めました。
- 2020年10月15日(正式発表):新型レヴォーグが正式に発表(発売は11月26日)。グレード体系は「GT」「GT-H」「STI Sport」の3つを基本とし、それぞれにアイサイトX搭載の「EX」グレードが設定されました。このモデルは「2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、高い評価を獲得しました。
- 2021年11月25日:一部改良(アプライドモデルC型へ)と共に、2.4L直噴ターボ「DIT」エンジン(FA24型)を搭載したハイパフォーマンスモデル「STI Sport R」および「STI Sport R EX」が追加設定されました。最高出力202kW(275PS)を発生するこのエンジンと、専用制御の「スバルパフォーマンストランスミッション(SPT)」により、圧倒的な動力性能を実現しました。
- 2022年11月24日:一部改良(アプライドモデルD型へ)。後退時ブレーキアシストの性能向上や、スマートリヤビューミラーの採用グレード拡大、ライティングスイッチの操作性見直しなど、細かな利便性と安全性の向上が図られました。また、特別仕様車「Smart Edition」も設定されました。
- 2023年10月25日:一部改良(アプライドモデルE型へ)。ステレオカメラに加えて広角単眼カメラを搭載した、最新世代の「アイサイト」を採用。これにより、プリクラッシュブレーキの対応範囲が拡大。また、コネクテッドサービス「SUBARU STARLINK」の機能拡充(リモートエアコン操作など)や、11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステムの採用グレード拡大(GT-H EXに標準装備化)などが行われました。特別仕様車として「Black Interior Selection」も設定。
- 2024年~現在(2025年6月):上記2023年10月の改良以降、この期間にフルモデルチェンジに匹敵するような大規模な変更は発表されていません。しかし、スバルの技術的フラッグシップとして、今後も年次改良による安全・快適装備のアップデートや、新たな特別仕様車の設定などが期待されます。
※上記は主な発表・発売時期と変更の概要です。具体的な改良内容、特別仕様車の詳細、最新の情報については、常に株式会社SUBARUの公式サイトまたは正規販売店にてご確認ください。
スバル レヴォーグ(2代目:VN系)のレビュー動画
新型レヴォーグの核心、アイサイトXを徹底検証。高速道路でのハンズオフやレーンチェンジアシストは、まさに未来の運転支援だ。
1.8Lと2.4L、2つの直噴ターボエンジンを比較試乗。バランスの1.8Lか、圧倒的パワーの2.4Lか。ジャーナリストが本音で語る。
STI Sport R EXの真価。電子制御ダンパーとドライブモードセレクトが生む、上質な乗り心地とスポーツカー並みの操縦性を両立。
これらの動画レビューは、2代目レヴォーグの多岐にわたる魅力や走行フィール、そして先進技術を具体的にお伝えすることを目的としています。ただし、試乗環境や評価者の視点、評価時期(改良前後など)により印象が異なる場合もございます。多角的な情報収集の一助としてご活用いただくとともに、最終的なご判断は、ご自身での実車確認と試乗体験に基づいて行うことを強く推奨いたします。
スバル レヴォーグ(2代目:VN系)のオススメポイント
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高度運転支援システム「アイサイトX」による、革新的な安全性と快適性:
GPSや準天頂衛星「みちびき」などからの情報と、3D高精度地図データを組み合わせた「アイサイトX」は、2代目レヴォーグ最大の魅力。一定の条件下での高速道路でのハンズオフアシストや、レーンチェンジアシストなどが、長距離運転の疲労を劇的に軽減し、世界トップレベルの安全・快適性能を提供します。
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新開発1.8L & 2.4L直噴ターボエンジンによる、力強く質の高い走り:
主力となる新開発1.8L直噴ターボ「DIT」エンジンは、低回転から力強いトルクを発生し、日常域での扱いやすさと優れた燃費性能を両立。さらに、ハイパフォーマンスモデル「STI Sport R」には2.4L直噴ターボエンジンも設定。スバルならではの爽快な「走りの愉しさ」を存分に味わえます。
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SGP×フルインナーフレーム構造が生む、卓越した動的質感と乗り心地:
スバルグローバルプラットフォーム(SGP)と、ボディ骨格を強固に組み立てるフルインナーフレーム構造を組み合わせることで、ボディ剛性を飛躍的に向上。これにより、ドライバーの意のままに応答する正確なハンドリングと、路面からの入力をしなやかにいなす上質な乗り心地を高次元で実現しています。
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スポーティさと機能性を両立した、洗練されたスポーツツアラーデザイン:
スバルのデザインフィロソフィー「BOLDER」を具現化したエクステリアは、アグレッシブでありながら知性的。インテリアも、大型の縦型11.6インチセンターインフォメーションディスプレイや、12.3インチフル液晶メーター(EXグレード)が先進性を演出しつつ、ワゴンの本質である広大で使いやすい荷室空間もしっかりと確保されています。
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「STI Sport」グレードに搭載される、電子制御ダンパーとドライブモードセレクト:
最上級グレードの「STI Sport」および「STI Sport R」には、電子制御ダンパーが標準装備されます。ドライブモードセレクトと連動し、コンフォートからスポーツ+まで、足回りの設定を自在に変更可能。一台で上質な乗り心地からスポーツカー並みの走りまで楽しめる、懐の深さが魅力です。
スバル レヴォーグ(2代目:VN系)を購入する前に知っておきたい注意点・懸念点
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ハイブリッドモデル(e-BOXER)の不在と、燃費性能:
2代目レヴォーグの国内ラインアップは、1.8Lと2.4Lの直噴ターボエンジンのみで、インプレッサやフォレスターに設定されるマイルドハイブリッド「e-BOXER」や、他社のストロングハイブリッド、PHEVは存在しません。そのため、燃費性能(WLTCモード11.0~13.7km/L)は、最新の電動化モデルと比較すると見劣りします。走行性能を重視したモデルであると割り切る必要があります。
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全車AWDかつターボエンジンであることによる、高めの車両価格と維持費:
レヴォーグは全車がAWD(常時全輪駆動)かつターボエンジン搭載車です。そのため、車両本体価格のスタートラインは300万円を超え、同クラスのFF車や自然吸気エンジン車と比較すると高価です。また、自動車税や、プレミアムガソリン仕様(2.4Lターボ)であることによる燃料費など、維持費も高めになる傾向があります。
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後席の居住空間、特に足元スペースの広さ:
スポーティな走行性能とスタイリングを重視したパッケージングのため、後席の足元スペースは、同クラスのSUVやセダンと比較すると、ややタイトに感じられるかもしれません。特に大柄な方が後席に長時間乗車する際には、少し窮屈さを感じる可能性があります。ファミリーユースを主眼に置く場合は、実車での確認が不可欠です。
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大型11.6インチディスプレイへの機能集約と操作性への慣れ:
EXグレードに搭載される縦型の11.6インチ大型ディスプレイは、多くの機能をタッチパネルに集約しており、先進的ですが、エアコン操作なども画面内で行います。物理スイッチの直感的な操作感を好むユーザーにとっては、走行中の操作に慣れが必要になる可能性があります。
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アイサイトXの性能を最大限に活かすための条件:
革新的な運転支援システム「アイサイトX」は、その性能をフルに発揮するためには、高精度3Dマップデータでカバーされた自動車専用道路であることなど、一定の条件が必要です。全ての道路でハンズオフ機能などが使えるわけではないことを理解しておく必要があります。また、コネクテッドサービス「SUBARU STARLINK」への加入が前提となります。
スバル レヴォーグ(2代目:VN系)の購入を検討している人のレビュー
(40代・男性・運転好き、国産ツーリングワゴンを探している)
レヴォーグSTI Sport R EXが気になっています。2.4Lターボのパワーと、電子制御ダンパーの走りがどんなものか、非常に興味がある。アイサイトXのハンズオフも試してみたい。ただ、価格が500万円近くなるので、輸入ワゴンとも比較してじっくり考えたい。
(30代後半・男性・先代レヴォーグからの乗り換え検討)
今の1.6Lモデルから、新型の1.8Lターボ(GT-H EX)へ乗り換えを検討中。新しいプラットフォームで乗り心地と静粛性がどれだけ良くなったかが一番の関心事。アイサイトもXになって、長距離の疲労が軽減されるなら大きな魅力。デザインもよりシャープになって格好良いですね。
(40代・夫婦(子供1人)・SUVと迷っている)
夫婦で使うメインカーとして、レヴォーグSTI Sport EXか、同価格帯のSUVかで悩んでいます。レヴォーグの走りの良さと安全性能は魅力ですが、SUVの視界の広さや使い勝手も捨てがたい。後席や荷室の広さが、我々の使い方に合うかどうか、実車で確認したいです。
(50代・男性・最新の運転支援技術に興味がある)
アイサイトXの性能を体験したくて、レヴォーグに興味を持ちました。高速道路でのハンズオフ運転は、長距離ドライブが多い自分にとって理想的。1.8Lターボでも十分だと思うので、GT-H EXあたりで検討中。あとは燃費がどれくらいかですね。
(30代・女性・スタイリッシュなワゴンに乗りたい)
レヴォーグのデザインがすごく好きです。特にリアビューがカッコいい。ワゴンだけど、野暮ったさがなくてスタイリッシュ。大きな11.6インチのディスプレイも先進的で良いですね。ただ、燃費があまり良くないと聞くので、そこだけが少しネックです。
スバル レヴォーグ(2代目:VN系)の購入者レビュー
(40代・男性・走りと先進技術を求め購入・レヴォーグ STI Sport R EX (2024年式) 購入)
STI Sport R EX、まさに究極のツーリングワゴンです。2.4Lターボの加速は圧倒的で、電子制御ダンパーのおかげで乗り心地も素晴らしい。アイサイトXのハンズオフは、高速道路での長距離移動の概念を変えました。高価でしたが、それ以上の価値がある一台です。
(30代後半・男性・バランスの良さで選択・レヴォーグ GT-H EX (2023年式) 購入)
GT-H EXの1.8Lターボに乗っています。日常使いから高速まで、パワーに不足は感じません。何よりボディ剛性の高さと足回りの良さからくる安定感が素晴らしい。アイサイトXも標準で、この価格でこの走りと安全性が手に入るのは驚きです。コスパ最高だと思います。
(50代・夫婦・先代からの乗り換え、乗り心地と静粛性に感動・レヴォーグ STI Sport EX (2022年式) 購入)
先代の2.0GT-SからSTI Sport EXへ。乗り心地のしなやかさと静粛性の向上に一番驚きました。フルインナーフレーム構造の恩恵は絶大ですね。アイサイトXの精度も高く、長距離運転が本当に楽。内外装の質感も上がり、大人のスポーツワゴンに進化したと感じます。
(40代・女性・デザインと安全性を重視、初めてのワゴン・レヴォーグ GT-H EX (2024年式) 購入)
レヴォーグのシャープなデザインと、セラミックホワイトのボディカラーが気に入って購入。大きな11.6インチのディスプレイは操作しやすく、視界も良いので運転しやすいです。アイサイトXの安心感は絶大で、運転に自信が持てました。荷物もたくさん積めて実用的です。
(30代・男性・アウトドアやスノースポーツに活用・レヴォーグ GT-H EX (2023年式) 購入)
GT-H EXのAWD性能は、雪道で本当に頼りになります。X-MODEはないですが、シンメトリカルAWDの安定性は抜群。荷室も広く、スノーボードの板も余裕で積めます。普段はスポーティな走りを楽しみ、週末はタフに使える。最高の相棒です。
スバル レヴォーグ(2代目:VN系)の新車購入ガイド
2020年にデビューし、「2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、極めて高い評価を受ける2代目スバル レヴォーグ(VN系)。その革新的な走り、安全性、そしてワゴンとしての実用性を、新車で最大限に享受するための購入プロセスと、専門家としてのアドバイス、重要なチェックポイントを詳細に解説します。
1. 新車購入の基本的な流れ
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情報収集とレヴォーグのグレード・仕様理解、詳細な予算計画:
- レヴォーグのグレード構成(GT-H、STI Sport、ハイパフォーマンスなSTI Sport Rなど)、各グレードの「EX」仕様(アイサイトX、11.6インチディスプレイなどが標準)の有無、パワートレイン(1.8Lターボ/2.4Lターボ)、駆動方式(全車AWD)、先進安全運転支援システム「アイサイトX」の詳細機能、コネクテッドサービス「SUBARU STARLINK」の内容、ボディカラーやインテリア仕様について、公式サイト、カタログ、専門家のレビュー記事等で徹底的に情報を収集・比較します。
- ご自身のライフスタイル、主な使用用途(日常の足、通勤、週末のワインディング、長距離グランドツーリング等)、年間走行距離、そしてクルマに求める価値(走行性能、安全性、快適性、積載性等)を明確にし、最適なパワートレイン、グレード、オプションの組み合わせを慎重に絞り込みます。
- 車両本体価格に加え、必要なメーカーオプションやディーラーオプションの費用、各種税金(環境性能割、自動車重量税、自動車税種別割)、自賠責保険料、リサイクル料金、登録諸費用(ディーラー手数料含む)など、全ての費用を含めた総支払額を算出し、現実的な予算計画を立てます。スバルのファイナンシャルサービスや残価設定型クレジットも検討材料です。
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販売店(SUBARUディーラー)の選定と試乗予約・実車確認:
- お近くのSUBARU正規ディーラーを選定します。複数の店舗で見積もりを取得し、販売条件や担当者の専門知識、提案力を比較することも有効なアプローチです。
- 訪問前に、必ず試乗の予約を入れましょう。特に比較検討したいパワートレイン(例:1.8Lターボと2.4Lターボの加速感の違い)や、体感したい「STI Sport」の電子制御ダンパーの乗り味、アイサイトXの機能などがあれば、事前に伝えておくことで、当日の確認がスムーズかつ有意義に進みます。
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試乗によるレヴォーグの実力評価と比較検討:
- SGP×フルインナーフレーム構造がもたらす高いボディ剛性と、卓越した操縦安定性・乗り心地を、市街地、高速道路、可能であればワインディングロードで体感します。各ターボエンジンのレスポンスやパワーフィール、スバルパフォーマンストランスミッション(SPT)の制御も重要なチェックポイントです。シンメトリカルAWDによる安定感も確認しましょう。
- ドライバー中心に設計されたコクピットのフィット感、12.3インチフル液晶メーターや11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ(EXグレード)の視認性と操作性、内装の質感、前後席の居住性、スポーツワゴンとしての荷室の広さと使い勝手を実車で細かく検証します。
- 競合となる輸入ステーションワゴン(例:VW ゴルフヴァリアント、BMW 3シリーズツーリングなど)とも比較し、レヴォーグならではのAWD性能、安全思想、走行フィール、総合的なコストパフォーマンスを客観的に評価します。
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見積もり取得と条件交渉:
- 最終的に絞り込んだグレード、パワートレイン、メーカーオプション、ディーラーオプション、ボディカラーを決定し、販売店に正式な見積書(諸費用込み)の作成を依頼します。
- 見積書の内容を詳細に確認し、不明点は全て質問して解消します。車両本体からの値引き額、オプション装備のサービス、下取り車がある場合はその査定額などについて、納得のいく購入条件を引き出すための交渉を行います。
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契約手続き:
- 全ての条件(仕様、価格、支払い方法、登録予定時期、納車予定日など)に合意したら、売買契約を締結します。契約書は細部まで丁寧に読み合わせ、内容を完全に理解した上で署名・捺印(実印と印鑑証明書が必要)します。
- 契約時には、申込金(手付金)が必要となるのが一般的です。
- 登録に必要な書類(印鑑証明書、住民票、委任状等)は、事前に販売店から指示がありますので、漏れなく準備します。
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納車までの準備:
- 自動車保険(任意保険)のプランニング。車両保険の検討も。
- 駐車場を確保し、車庫証明(自動車保管場所証明書)の申請手続きを行います。
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納車:
- 指定された日時に販売店にて車両の最終確認を行います。注文内容と相違ないか、内外装に傷や汚れがないかを、担当者と共に細心の注意を払ってチェックします。
- 車両の主要な機能や装備の操作方法、特に「アイサイトX」や「SUBARU STARLINK」に関する説明を十分に受け、車検証、自賠責保険証、保証書、取扱説明書、アクセスキー等の重要書類や付属品を確実に受け取ります。
- 契約に基づいた残金の支払いが完了していることを確認し、新しいレヴォーグとのカーライフが始まります。
2. スバル レヴォーグ(2代目:VN系)購入時の主なチェックポイント
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パワートレインの選択(1.8Lターボ vs 2.4Lターボ):
- 1.8L DIT(CB18型):日常域での扱いやすさと優れた燃費性能(レギュラーガソリン仕様)を両立したバランスの取れたエンジン。大半のユーザーにはこちらで十分な性能。
- 2.4L DIT(FA24型):「STI Sport R」専用。圧倒的な動力性能と高回転の伸びが魅力。走りをとことん追求するユーザー向け。ハイオクガソリン仕様。
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「EX」グレードの選択と、アイサイトXの必要性:
- 各グレードに設定される「EX」は、高度運転支援システム「アイサイトX」、11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ、12.3インチフル液晶メーターなどがセットになった仕様。高速道路の利用頻度が高いユーザーにとっては、その価値は絶大です。予算と必要性を慎重に検討しましょう。
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グレード選択(GT-H vs STI Sport / STI Sport R):
- 「GT-H」は上級装備を備えたスタンダードモデルの最上位。「STI Sport / STI Sport R」は、電子制御ダンパーやドライブモードセレクト、専用の内外装など、走りと質感を極めたトップグレード。乗り心地のキャラクターが大きく異なるため、試乗での比較が不可欠です。
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メーカーオプション・ディーラーオプションの戦略的選択:
- スマートリヤビューミラーや本革シート(GT-H EXにオプション)、サンルーフなど、後付けできないメーカーオプションは慎重に。STIパフォーマンスパーツや各種プロテクター、キャリアベースなどのディーラーオプションも、レヴォーグの魅力を高めます。
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ボディカラーとインテリアのコーディネート:
- レヴォーグにはスポーティなWRブルー・パールや、シックなアステロイドグレー・パールなど魅力的なボディカラーを設定。「STI Sport」は専用のボルドー内装が選択可能。内外装の組み合わせで満足度が大きく変わります。
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納期(2025年6月24日現在)の確認:
- レヴォーグはスバルの人気モデルであり、特に「STI Sport R」など特定のグレードやメーカーオプションの組み合わせによっては納期が長期化する可能性があります。最新の納期情報を契約前に必ず販売店に確認することが重要です。
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レヴォーグ試乗時の深掘りチェックポイント:
- SGP×フルインナーフレーム構造の走り:ボディの剛性感、ステアリング応答性、乗り心地の質感。
- パワートレイン別のキャラクター:1.8Lターボの扱いやすさ、2.4Lターボの圧倒的なパワーフィール。SPT(CVT)の制御。
- アイサイトXの作動体験:(可能であれば)高速道路でのACCやハンズオフアシスト、レーンチェンジアシストのスムーズさ。
- STI Sportの電子制御ダンパー:ドライブモードセレクトによる乗り心地の変化。
- ワゴンとしての実用性:後席の居住性、荷室の広さと床下収納、パワーリヤゲートの使い勝手。
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支払いプランとリセールバリューの考慮:
- レヴォーグ、特に「STI Sport」系グレードは高いリセールバリューを維持する傾向があります。残価設定型クレジットなどを利用する際にはその点も考慮。車両価格だけでなく、長期的な視点での資産価値や、ターボエンジン搭載AWD車としての維持費も含めて総合的に判断しましょう。
スバル レヴォーグ(2代目:VN系)の中古車購入ガイド
2020年11月にデビューし、「2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、専門家からも高い評価を受ける2代目スバル レヴォーグ(VN系)。その革新的な走りや安全性能は、中古車市場でも大きな注目を集めています。2025年6月24日現在、発売から4年以上が経過し、初期モデルから年次改良を経た高年式モデルまで、選択肢が広がってきました。ここでは、最新世代レヴォーグの中古車選びで後悔しないための、専門的視点からの購入ガイドを徹底解説します。
1. 中古車購入の基本的な流れ
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情報収集と予算・希望条件の明確化(特にパワートレインとアイサイトX):
- レヴォーグのグレード構成(GT、GT-H、STI Sport、STI Sport Rなど)、パワートレイン(1.8Lターボ/2.4Lターボ[2021年11月~])、年式による改良点(特に2021年11月の2.4Lターボ追加、2023年10月の新世代アイサイト採用など)を詳細に把握します。希望する走行距離、ボディカラー、必須装備(アイサイトXの有無、11.6インチディスプレイ、電子制御ダンパー等)をリストアップ。
- 中古車情報サイト(カーセンサー、グーネットなど)やスバルの認定中古車検索サイト(「SUBARU認定U-Car」)を活用し、希望条件に合致するレヴォーグの中古車流通状況、価格相場を徹底的に調査します。改良前後のモデルでは装備や性能、価格が大きく異なるため注意が必要です。
- 車両本体価格に加え、各種税金(自動車税種別割の未経過相当額、環境性能割等)、自賠責保険料未経過相当額、登録諸費用、納車費用、販売店手数料など、総支払額を念頭に予算を設定します。
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車両検索と信頼できる販売店の選定(特に認定中古車を推奨):
- 条件に合うレヴォーグが見つかったら、その車両を取り扱う販売店を選びます。スバル正規ディーラーが運営する認定中古車(「SUBARU認定U-Car」ブランドで「SUBARUあんしん保証」が付帯)は、車両の品質検査基準、充実した保証、専門的なアフターサービスの面で高い安心感が期待できます。
- その他、実績のある大手中古車販売チェーンやスポーツカー・ワゴン専門店も選択肢となりますが、その場合は販売店の評判、第三者機関による車両鑑定の有無、保証制度の詳細、整備体制などをより入念に確認する必要があります。
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実車確認(内外装、機関、装備)と試乗:
- 候補車両を絞り込んだら、販売店に連絡を取り、実車確認と試乗のアポイントを入れます。レヴォーグならではのスポーティな内外装のコンディションや、先進装備の動作確認は必須です。
- 車両状態のチェック:内外装の傷、凹み、塗装の状態、タイヤの製造年と残り溝(特に18インチタイヤは高価)、灯火類(LEDの状態)、各スイッチの動作、シート(特にSTI Sportのウルトラスエード/本革シート)の状態や電動機能、装備品(ナビ、エアコン、安全装備のカメラ・センサー類)の動作を徹底的に確認します。
- 修復歴の有無、冠水歴の有無は中古車選びの最重要確認項目です。車両状態評価書(鑑定書)の提示を求め、詳細な説明を受けましょう。
- 試乗:各ターボエンジンの始動性、アイドリング時の安定性、加速・減速のスムーズさ、異音・異常振動の有無、スバルパフォーマンストランスミッション(SPT)の動作、ブレーキの効き具合、ステアリングの応答性、そしてSGP×フルインナーフレーム構造による乗り心地と安定性を確認。「STI Sport」であれば電子制御ダンパーのモード切替による変化も体感。
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見積もり取得と条件交渉:
- 車両本体価格、諸費用(各項目の内訳を明確に)、保証内容と期間、納車前整備の内容などを明記した見積書を取得します。
- 車両価格の妥当性(年式、走行距離、グレード、装備、改良内容を考慮)、諸費用の内容、保証の延長や内容拡充、納車前に行われる整備の範囲などについて、担当者と具体的に交渉します。
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契約手続き:
- 全ての条件に納得したら契約を締結します。契約書は細部まで熟読し、特に保証範囲、免責事項、キャンセルポリシーなどの重要項目は完全に理解した上で署名・捺印(実印)します。
- 手付金の額や支払い時期、残金の支払い方法を確認します。
- 必要書類(実印、印鑑証明書、住民票、委任状など)を事前に確認し、準備します。
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納車までの準備:
- 自動車保険(任意保険)への加入または車両入替手続き。アイサイト搭載車向けの割引なども確認。
- 名義変更やナンバープレート取得、車庫証明の取得は、通常販売店が代行しますが、手順と費用を確認します。
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納車:
- 車両受け取り時は、契約時の車両状態や約束された整備内容と相違ないか、再度確認します。操作説明を受け、車検証、保証書、整備手帳、取扱説明書、アクセスキー等を受け取ります。メーカー保証の継承手続きも確認。
2. スバル レヴォーグ(2代目:VN系)中古車購入時の主なチェックポイント
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年式とパワートレイン、そして「アイサイトX」の有無:
- 2代目レヴォーグは、2021年11月に2.4Lターボ搭載の「STI Sport R」が追加。求める動力性能によって狙うべき年式とグレードが変わります。また、最大の魅力である「アイサイトX」は「EX」が付くグレードに搭載。この有無は中古車価格と価値を大きく左右する最重要ポイントです。2023年10月以降のモデルはさらに進化した3眼式アイサイトを搭載しています。
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グレード(GT-H vs STI Sport/STI Sport R)と専用装備の確認:
- 「STI Sport」系グレードは、電子制御ダンパー、ドライブモードセレクト、専用内外装など、標準の「GT-H」とは走りの質も見た目も大きく異なります。これらの専用装備が正常に機能するか、また内外装の状態が良いかを確認しましょう。
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車両状態の徹底チェック(特にスポーティな使われ方の可能性を考慮):
- 修復歴・冠水歴の有無: 第三者機関の鑑定書がある車両や、スバル認定中古車が安心です。
- 内外装のコンディション: スポーティなイメージの車のため、内外装の傷や、ホイールのガリ傷、タイヤの偏摩耗などを入念にチェック。前オーナーがどのように乗っていたかを推察する手がかりになります。
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直噴ターボ(DIT)エンジンとSPT(CVT)の状態確認:
- 1.8L、2.4L共に直噴ターボエンジンであるため、エンジンオイルの管理状況が重要。整備記録簿で定期的なオイル交換歴を確認。試乗時にはエンジンからの異音、過給のスムーズさ、白煙の有無、そしてスバルパフォーマンストランスミッション(SPT)の滑らかな動作を確認。
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先進安全装備「アイサイトX」関連の機能確認:
- 搭載されているアイサイトXの各機能(ACC、レーンチェンジアシスト、ハンズオフアシスト等)が正常に作動するか(警告灯非点灯など)確認。GPSや高精度3Dマップデータと連携するため、システムのバージョンや更新状況も確認できると理想的です。
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保証制度の確認(SUBARUあんしん保証など)とメンテナンス履歴:
- 高年式車であればメーカー新車保証が残存している可能性が高いです。保証継承が可能か確認。「SUBARU認定U-Car」であれば、スバル独自の充実した保証が付帯し、アイサイトなどの先進機能もカバーされるため安心です。整備記録簿で過去のメンテナンス状況をしっかり確認しましょう。
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リコール・サービスキャンペーンの実施状況:
- 対象車両にリコールやサービスキャンペーンが発令されていないか、発令されていた場合は確実に対策済みであるかを確認します。
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大型ディスプレイとコネクティッド機能の状態:
- EXグレードに搭載される11.6インチセンターインフォメーションディスプレイの動作、タッチパネルの反応、ナビ機能、Apple CarPlay/Android Autoの接続状況を確認。「SUBARU STARLINK」の各種コネクティッドサービスの利用状況や引継ぎ可否も確認ポイントです。
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価格の妥当性と、新車価格や競合車との比較:
- レヴォーグは中古車でも人気が高く、特にSTI Sport系は高値安定の傾向があります。同程度の年式・走行距離の輸入ステーションワゴンや、国産の高性能SUVなどとも比較検討し、総合的な価値を見極めましょう。
中古の2代目レヴォーグは、スバルが誇る最先端の走行性能と安全技術を、新車よりも魅力的な価格で手に入れる絶好の機会です。特に「アイサイトX」搭載のEXグレードは満足度が高いでしょう。年式によるパワートレインや装備の違いを正確に把握し、個々の車両状態を丁寧に見極めることが、最高のスポーツツアラーとの出会いを実現する鍵となります。