トヨタ
トヨタ MIRAI 2代目(JPD20)
まずはここだけ。2代目MIRAIを30秒で理解
2代目MIRAIは2020年12月9日に発売されたJPD20型の燃料電池セダンです、GA-Lを基礎とするFR・5人乗りへ全面転換し、水素搭載量を5.6kgへ拡大。現行はGとZの2グレードを軸に、安全支援と水素利用時の利便性を更新しています。
2代目JPD20
燃料電池+モーター
後輪駆動へ転換
初代の4人から拡大
3本の高圧水素タンク
2025年改良後の構成
2代目MIRAIって、どんなクルマ?
2代目MIRAIは、燃料電池車という技術を前面に出した初代から、上質なFRセダンとしての走りと快適性まで重視する方向へ大きく舵を切った世代です、GA-Lを基礎に全長4,975mm、全幅1,885mmの低く伸びやかな4ドアボディを採用し、乗車定員も5人へ広げています。
FCスタックをフロントフード下、駆動用バッテリーとモーターを後方へ配置。高圧水素タンクは3本に増やし。搭載量を初代の4.6kgから5.6kgへ拡大し、5人で使える構成へ移行しています。機器配置の見直しは航続距離だけのためではなく、前後重量配分や低重心化にも結びついています。
駆動用モーターは134kW(182PS)・300N・mで後輪を駆動します。変速機で段を切り替える構成ではなく、モーターの滑らかな応答と静粛性を生かす設計。Gの発売時一充填走行距離は約850kmとされ、長距離移動で給水素回数を抑える方向にも進化しています。
世代途中ではFCシステムそのものを大きく変えるより、コネクティッド機能と運転支援を継続更新。2023年には最新Toyota Safety Senseや渋滞時支援のAdvanced Drive、リモート機能付きAdvanced Parkを設定し、2025年にはスマートフォンアプリから水素ステーションを検索し、ルート上の立ち寄り候補を提案する連携まで加わっています。
TFCSとFRを全車で共有する1系統
2代目の動力系はトヨタフューエルセルシステム(TFCS)に一本化されています、水素と酸素の反応で発電し、その電力で後輪側のモーターを駆動。GとZでエンジンや駆動方式を選び分ける車種ではありません。
燃料電池+134kWモーター
固体高分子形のFCスタックは最高出力128kW、駆動用3KMモーターは134kW(182PS)・300N・mです。高圧水素タンクを車体前後に3本配置し、モーターは後輪を駆動。発進直後からモータートルクを使えるため、段付きの変速より滑らかな加速を軸にしたセダンです。
選ぶときの視点
- 生活圏の水素ステーション
- 一充填走行距離と利用ルート
- FRセダンとしての乗り味
- 年式ごとの運転支援装備
現行GとZは航続距離と装備で選ぶ
現行はGとZの2グレードです。FCシステムとFRは共通で、タイヤ、内外装、快適装備などが主な差になります。発売時に存在したA PackageやExecutive Package、後から設定されたAdvanced Drive仕様は中古車で年式と合わせて見ます。
G
- タイヤ
- 235/55R19
- ホイール
- 19インチアルミ
- 航続の目安
- 一充填約850km
Gは19インチタイヤを組み合わせ、一充填走行距離を重視する標準グレードです、FCシステムとモーター性能はZと共通なので、20インチの外観やZ固有の上級装備より、長距離での給水素間隔と基本装備を優先する場合に比較の軸となります。
航続距離と基本装備を重視する人向けZ
- タイヤ
- 245/45ZR20
- ホイール
- 20インチアルミ
- 航続の目安
- 一充填約810km
Zは20インチタイヤを採用し、内外装や快適装備を充実させる上級グレードです。2024年改良ではブラック加飾をまとめたBLACK PACKAGEも設定。Gとの比較ではFC性能の差ではなく、タイヤ径、外観、室内装備へどこまで比重を置くかが判断材料です。
上級装備と20インチの外観を重視する人向けJPD20型MIRAIの主要スペック
代表的なZを中心に見ると、全長は約5m、ホイールベースは2,920mm、水素を5.6kg搭載し、134kWのモーターで後輪を駆動します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車両型式 | ZBA-JPD20 |
| ボディ | 4ドア・5人乗りセダン |
| 全長×全幅×全高 | 4,975×1,885×1,470mm |
| ホイールベース | 2,920mm |
| 車両重量 | Z代表値 1,950kg |
| FCスタック | 固体高分子形燃料電池 |
| FCスタック最高出力 | 128kW |
| 駆動用モーター | 3KM 交流同期電動機 |
| モーター最高出力 | 134kW(182PS) |
| モーター最大トルク | 300N・m |
| 駆動方式 | FR |
| 使用燃料 | 圧縮水素 |
| 高圧水素タンク | 3本・計141L、約5.6kg |
| 一充填走行距離 | G 約850km / Z 約810km |
| 最小回転半径 | 5.8m |
| Zタイヤ | 245/45ZR20 |
一充填走行距離は使用環境や水素充填量などで変化します。GとZは同じFCシステムでもタイヤ仕様などが異なるため、カタログ上の距離にも差があります。
2代目MIRAIの進化を時系列で追う
JPD20はFCシステムの基本構成を保ちながら、運転支援、コネクティッド、外装パッケージ、水素ステーション利用支援を段階的に更新しています。
- 2代目MIRAIを発売
GA-Lを基礎とするFR・5人乗りへ全面転換。GとZを中心にA Package、Executive Packageも用意し、水素搭載量を5.6kgへ増やし、Gでは一充填約850kmを実現しています。
- Advanced Drive搭載車を追加
高速道路や自動車専用道路の本線走行を支援するToyota Teammate Advanced Drive搭載車を設定。Advanced Parkも組み合わせ、高度運転支援を重視する仕様が世代内へ加わっています。
- コネクティッドと快適性を更新
コネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオPlusと車内Wi-Fiを採用、フロントドアガラスにはIRカットと高遮音機能を追加し、Advanced Driveにも機能向上も盛り込んでいます。
- 安全・運転支援を大幅更新
プロアクティブドライビングアシストを含むToyota Safety Senseへ更新し、渋滞時支援のAdvanced Driveとリモート機能付きAdvanced Parkを設定。12.3インチTFTメーターの採用拡大や64色イルミネーションも行っています。
- ZにBLACK PACKAGEを設定
ブラックスパッタリングの20インチホイールをはじめ、ドアミラー、ドアハンドル、リヤガーニッシュ、各エンブレムなどをブラック基調でまとめた外装パッケージをZへ追加しています。
- 水素ステーション利用支援を追加
グレード構成をGとZへ整理し、スマートフォンのmoviLinkとの連携に対応。水素ステーション検索と、設定ルート上の立ち寄り候補を提案する機能を加え、給水素計画をデジタル面から支援します。
2代目MIRAIを動画でも確認
動画ではFCVという仕組みに加え、FR化した2代目の乗り味を確認したいところです。発進時のモーター応答、静粛性、高速道路での直進安定性、後席の乗り心地を追うと、初代から方向性が変わった理由が見えてきます。
運転支援は年式によって内容が異なります。Advanced Drive搭載車、2023年改良後の渋滞時支援、Advanced Parkの動作などは撮影時期を確かめて比較すると、装備名だけでは分からない世代内差を把握できます。
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2代目MIRAIを理解する4つのポイント
FR化でセダンとしての走りを重視した
FCスタックを前方、モーターと駆動用バッテリーを後方へ分けることで、機器を積むための配置から車両運動を考えた配置へ転換、長いホイールベースと低重心化も含め、静かなだけではないFRセダンの乗り味を狙っています。
5人乗りと5.6kgの水素搭載を両立
初代の4人乗りから5人乗りへ拡大しながら、高圧水素タンクを3本化して搭載量も増加。Gでは発売時に一充填約850kmを掲げ、後席の実用性と長距離移動の余裕を同時に広げています。
モーター駆動の静かさを高級セダンへ生かす
134kW・300N・mのモーターで後輪を駆動し。発進から滑らかにトルクを出します。エンジンの回転上昇や変速ショックを伴わない特性が、低速域から高速巡航まで室内の落ち着きにつながっています。
給水素の使い勝手もソフトウェアで補う
2025年改良ではmoviLinkと連携し、水素ステーション検索とルート上の立ち寄り提案に対応、車両の航続性能だけに頼らず、水素インフラを日常で使うための情報面まで支援する方向へ進んでいます。
2代目MIRAIは、こんな使い方と相性がいい
2代目MIRAIを選ぶ前に見ておきたい4点
MIRAIは車両装備だけで完結する車ではありません。日常で利用できる水素ステーションを確保したうえで。ボディサイズ、年式ごとの運転支援、GとZの仕様差を順に照合すると選択条件が明確です。
2代目MIRAIを中古車で比べるなら
中古のJPD20は、G/Zに加え発売時のA Package、Executive Package、Advanced Drive搭載仕様が流通します、年式とパッケージ名を組み合わせて装備を特定し、FCV固有の点検履歴まで見ることが重要です。
グレード名より実装備を照合する
発売時はGとZに複数パッケージがあり、2021年にはAdvanced Drive搭載車も加わりました。中古車では同じZでも後席装備や運転支援が一致するとは限らないため、車両情報と実車の装備を一つずつ合わせます。
2022年と2023年の改良内容を分ける
2022年はコネクティッドナビ、車内Wi-Fi、遮音ガラスなどが中心。2023年はToyota Safety Senseや渋滞時支援、リモート駐車支援の更新が軸です。デジタル機能と安全支援のどちらを求めるかで狙う年式が変わります。
FCシステムと水素系統の整備履歴を見る
一般的なセダンの消耗品に加え、FCスタック、高圧水素系統、駆動用バッテリーを含むFCEV固有部分の点検履歴が判断材料です、定期点検記録と保証継承の状況を確認し、専門設備で扱われてきた履歴を重視します。
2024年以降はBLACK PACKAGEと現行仕様を区別する
ZのBLACK PACKAGEは外装加飾を中心とする仕様で。2025年改良のmoviLink連携とは変更点が別です。高年式車では見た目の違いだけで判断せず、初度登録時期とアプリ連携を含む機能面を照合します。
中古車はこの4点から整理
- GかZか、過去のパッケージ仕様か
- Advanced Driveの世代と搭載状況
- FCシステム・水素系統の点検履歴
- 日常で利用する水素ステーションとの相性
NEXT STEP
気になる1台を見つけて、カーライフをもっと楽しもう。
この世代が自分に合いそうだと感じたら、実際の車両や今のクルマの査定額も見てみましょう。























