日産 クリッパーリオ 3代目・現行世代(DR17W)

日産 クリッパーリオ 3代目・現行世代(DR17W)
QUICK GUIDE

まずはここだけ。クリッパーリオ3代目を30秒で理解

DR17Wは2015年にNV100クリッパー リオとして登場し、2024年の仕様変更で「クリッパー リオ」へ車名を変更した現行世代です。名前は変わっても世代は同じ。中古車では車名より年式と改良時期を見た方が違いをつかみやすいモデルです。

世代3代目

型式はDR17W。2015年から続く現行世代

車名変更2024年

NV100クリッパー リオからクリッパー リオへ

エンジン658ccターボ

R06A型、64PS/95N・m

変速機CVT

近年型は無段変速機を採用

駆動方式2WD/4WD

用途や使用地域に合わせて選択

乗車定員4名

箱型ボディと両側スライドドアを生かす軽ワゴン

OVERVIEW

長く続くDR17Wは、改良時期を分けて見る

3代目の特徴は、軽自動車の限られた外寸の中で、後席と荷室を大きく使える箱型パッケージを長く磨いてきたことです。スライドドアがあるため、狭い駐車場所での乗降にも対応しやすく、後席を使う日と大きな荷物を積む日を一台で行き来できるのが持ち味です。

ただし、2015年から現在までをひとまとめにすると違いを見落とします。2022年には一部仕様変更があり、2024年には法規対応を含む仕様変更と同時に車名から「NV100」が外れました。さらに日産FAQでは2026年5月以降の仕様も別区分で案内されています。

中古車で大切なのは「NV100かクリッパー リオか」だけで分けないこと。DR17Wという同じ世代の中で、安全装備や灯火類、快適装備がいつ変わったのか。そこを追うと、実車の差が見えてきます。

POWERTRAIN

ターボを軸に、変速機と4WDの変化も確認

近年型のR06Aインタークーラーターボは最高出力64PS、最大トルク95N・m。軽キャブワゴンは背が高く、乗員や荷物を載せる機会も多いため、ターボの余力は高速道路や坂道を含む使い方で意味を持ちます。

CURRENT

R06Aターボ+CVT

現行ページではE・GともWLTCモード15.1km/L、最高出力64PS、最大トルク95N・mと案内されています。CVTは走行状態に応じて変速比を連続的に変える構成。2019年の公式諸元では4速ATだったため、DR17Wを中古で比べる際は変速機まで年式とセットで確認したいところです。

4WD

近年型4WDは路面に応じて3モードを使い分ける

現行4WDには「2WD」「4WD AUTO」「4WD LOCK」の3モードを持つ電子制御式パートタイム4WDを採用。雪道だけでなく、農地や未舗装路へ入る用途まで想定されています。舗装路中心なら2WD、降雪地域や荒れた路面へ入るなら4WDという選び分けが具体的です。

GRADE GUIDE

EとGは、日常で欲しい装備から絞る

現行のグレードはEとG。エンジン性能や基本寸法だけで上下を決めるのではなく、電動スライドドアを含む快適装備や外装・内装の違いを公式装備表で照合して選ぶのが基本です。

E

エンジン
R06Aターボ
駆動
2WD/4WD
変速機
CVT

走行性能の核はGと共通です。装備を必要十分に絞りたいなら、まずEの標準装備で不足がないかを確認。スライドドアを頻繁に使う家庭では、左右それぞれの電動機能や乗降支援装備まで実車仕様と照合すると、上級グレードとの差が判断材料になります。

走りの基本を共通にしつつ、装備を絞って選びたい人へ

G

エンジン
R06Aターボ
駆動
2WD/4WD
変速機
CVT

Gは装備面を厚くした上級側の選択肢です。毎日の送迎や買い物で後席をよく使うなら、快適装備の差はカタログ上の項目数より使用頻度で効いてきます。Eとの比較では、欲しい機能を先に挙げ、それが標準なのかオプションなのかを装備表で確認する方が迷いません。

後席の使用頻度が高く、快適装備まで重視する人へ

長い販売期間の途中で装備内容が変わっています。中古車では現在のE/Gの装備表を過去年式へそのまま当てはめないでください。

SPECIFICATIONS

近年型DR17Wの代表スペック

全長3,395mm、全幅1,475mmという軽自動車の枠内で、全高1,910mm、室内高1,420mmを確保するのがDR17Wのパッケージです。最小回転半径は4.5m。背の高さと取り回しを両立させた寸法関係が、この車の実用性を支えています。

全長3,395mm
全幅1,475mm
全高1,910mm
ホイールベース2,430mm
最小回転半径4.5m
最高出力64PS
最大トルク95N・m
WLTC燃費15.1km/L

2024年仕様を基準にした代表値

項目 代表値
型式 3BA-DR17W
グレード E/G
全長 3,395 mm
全幅 1,475 mm
全高 1,910 mm
室内長/幅 2,240/1,355 mm
室内高 1,420 mm
ホイールベース 2,430 mm
最低地上高 150 mm
乗車定員 4名
最小回転半径 4.5 m
エンジン R06A インタークーラーターボ
総排気量 0.658 L
最高出力 47 kW(64 PS)/6,000 rpm
最大トルク 95 N・m(9.7 kgf・m)/3,000 rpm
変速機 CVT
駆動方式 2WD(後輪駆動)/4WD
タイヤ 165/60R14 75H

上表は2024年3月時点の公式諸元を中心にした代表値です。販売時期によって変速機や装備が異なるため、対象車の年式に対応する公式資料を確認してください。

MODEL HISTORY

DR17Wの節目は、車名より仕様変更で追う

3代目は長期販売の途中で何度も手が入りました。中古車の境目として押さえたいのは、登場時、2022年、2024年、そして2026年以降の仕様区分です。

  1. DR17Wへフルモデルチェンジ

    NV100クリッパー リオの3代目として登場。短期間だったDR64Wから世代を進め、箱型軽ワゴンの空間効率と乗降性を引き継ぎました。

  2. 一部仕様変更

    長期販売の中間にあたる改良区分です。初期型と近年型を比べるなら、この時期を境に安全・快適装備の内容を照合したいところです。

  3. 仕様変更と車名変更

    法規対応を含む仕様変更とともに「NV100クリッパー リオ」から「クリッパー リオ」へ改称。ただし型式はDR17Wで、世代交代ではありません。

  4. 現行仕様の区分を更新

    日産FAQでは2026年5月以降を新たな仕様区分として案内しています。近年型同士でも、年式だけでなく装備内容を照合したい理由がここにあります。

SELECTED VIDEOS

動画では後席と荷室の使い方を見たい

DR17Wは数値だけでなく、スライドドアの開口や後席を使った状態の荷室、シートを動かしたときの空間変化を見ると実用性を判断しやすくなります。初期型の動画を見る場合は、現在の装備と同じだと思い込まず撮影年式も確認してください。

GOOD POINTS

3代目DR17Wで押さえたい4つの特徴

01

軽の外寸で室内高1,420mm

全幅は1,475mmに収まりながら、近年型の室内高は1,420mm。背の高い箱型ボディは、後席に人を乗せる日にも荷物を多く積む日にも、その空間を無駄にしません。

02

ターボを標準に据えた走り

64PS/95N・mのR06Aターボを搭載。車体が軽くても、4人乗車や荷物を積んだ状態ではエンジンの余力が欲しくなるため、ターボはこの車の用途と結びついた装備です。

03

2WDと4WDを選べる

舗装路中心なら2WD、雪道や未舗装路へ入る機会があるなら4WD。この分け方なら用途と駆動方式を結び付けて考えられます。現行4WDは2WD/4WD AUTO/4WD LOCKを切り替える方式で、路面に合わせた使い分けが明確です。

04

長寿世代だから中古車の年式幅が広い

2015年から続くDR17Wは、同じ型式でも初期型と近年型で装備が違います。これは注意点である一方、必要な機能と予算の折り合いを付けながら候補を探せるということでもあります。

WHO IS IT FOR?

クリッパーリオ3代目が合う使い方

軽自動車の幅で大きな室内が欲しい
後席の乗降でスライドドアを頻繁に使う
4人乗車と荷物の積載を一台で両立したい
坂道や高速道路も走るのでターボが欲しい
降雪地域などで4WDを選択肢に入れたい
中古車では年式と装備を見比べて選びたい
CHECK BEFORE BUYING

購入前は「DR17Wのどの時期か」を先に確定

後半で最も大切なのは、車名だけで新旧を判断しないことです。NV100クリッパー リオとクリッパー リオは同じDR17W。装備差を知りたいなら、改称より仕様変更の時期を見ます。

01

2015・2022・2024・2026の区切りを確認

長寿モデルでは登録年が近くても仕様が同じとは限りません。候補車の初度登録だけで済ませず、該当する公式カタログやFAQの仕様区分まで合わせる。そうすれば、欲しい安全・快適装備の有無を年式ごとに切り分けられます。

02

変速機は年式で違う

2019年の公式諸元は4速AT、2024年仕様はCVTです。DR17Wという型式だけではここを判別できません。走り方の好みや燃費を比較するなら、年式と変速機を一組で見る必要があります。

03

2WDか4WDかは生活圏から決める

近年型4WDには3つの走行モードがあります。雪の多い地域や未舗装路へ入る人には具体的な用途がありますが、舗装路中心なら2WDも候補。機構の多さではなく、実際に使う路面で決める部分です。

04

EとGは装備表を実車と照合

同じグレード名でも販売時期によって装備内容が変わる可能性があります。中古車情報の「E」「G」だけで判断せず、電動スライドドアや安全装備など、自分が使う機能を一つずつ実車で確かめたいところです。

USED CAR GUIDE

中古車は年式より先に「仕様区分」をそろえる

DR17Wは販売期間が長いため、走行距離の少なさだけで候補を並べると装備差が混ざります。比較表を作るなら、まず2015年登場時、2022年改良後、2024年改称後といった区分をそろえる。そのあとで状態を見る順番が分かりやすいでしょう。

01

車名変更を世代交代と勘違いしない

2024年にNV100の名称が外れてもDR17Wは継続しています。「クリッパー リオだから新世代」と考えるのではなく、改称と同時期に何が変わったかを確認する方が比較は正確です。

02

スライドドアは使用頻度まで想像する

家族の送迎で毎日使うなら、開閉機能や乗降のしやすさは購入後の満足度に直結します。左右の装備内容と実際の作動を確認し、必要なら同乗者にも操作してもらう。カタログの装備名だけでは分からない部分です。

03

荷室はシートを動かして確かめる

箱型ボディの価値は、荷物を載せた状態でこそ分かります。普段運ぶベビーカーやレジャー用品を想定し、後席を残すのか倒すのかまで試してみる。必要な空間が足りるかは、その方が具体的に判断できます。

04

年式相応の状態確認は別枠で

初期のDR17Wは登場から10年以上が経過しています。特定の不具合を前提にするのではなく、整備記録、タイヤ、ブレーキ、足回り、電装品などを年式相応に確認。装備比較と車両状態の評価は分けて考えたいところです。そうすると、候補車ごとの長所と弱点が混ざりません。

候補を並べる順番

  • 仕様区分と車名を確認
  • 2WD/4WD、E/Gをそろえる
  • 変速機と安全・快適装備を照合
  • 最後に走行距離と車両状態を比較

NEXT STEP

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この世代が自分に合いそうだと感じたら、実際の車両や今のクルマの査定額も見てみましょう。

OFFICIAL SOURCES

公式情報で最終確認