三菱 デリカD:2 3代目・現行世代(MB37S)
まずはここだけ。3代目デリカD:2を30秒で理解
3代目デリカD:2(MB37S系)は、2020年12月に登場したコンパクトミニバンです。全長を伸ばして後席と荷室を広げ、両側スライドドア、マイルドハイブリッド、e-Assistを強化。2025年2月の大幅改良では1.2LエンジンとCVTを刷新し、交差点対応ブレーキ、車線維持支援、停止保持機能付きACCまで加わりました。
12月24日に3代目へ全面改良
2025年改良後はMBD7S
両側スライドドアのコンパクトミニバン
1.2L 3気筒・82PS
WLTC・2WD / 4WD
ACC・車線維持支援も標準
3代目デリカD:2って、どんなクルマ?
2020年12月24日に登場した3代目デリカD:2は、コンパクトな外寸を守りながら後席と荷室を広げた5人乗りミニバンです。フルモデルチェンジでは全長を標準車で80mm、カスタムで70mm延長し、荷室床面長を100mm伸ばしました。後席の居住性も広げながら最小回転半径は従来と同じ4.8mに抑え、街中での取り回しと家族で使う室内の余裕を両立しています。
後席には両側スライドドアを採用し、グレードによって左右のパワースライドドア、予約ロック、スリムサーキュレーターなどを装備します。大きなミニバンほどの車幅を必要とせず、子どもの乗降や狭い駐車場でのドア開閉を楽にできることがデリカD:2の基本価値です。荷物を多く積む日と後席へ人を乗せる日を一台で切り替えやすく、日常の家族車としてサイズを持て余しにくいパッケージです。
発売時は1.2L 4気筒マイルドハイブリッドとCVTを採用し、2WDと4WDを設定しました。2025年2月の改良ではエンジンをZ12E型1.2L直列3気筒へ刷新し、CVTも新しくして燃費と低速域の扱いやすさを改善。現行は82PS・109N・mのエンジンにWA06Dモーターを組み合わせ、WLTCモード燃費は2WDで22.0km/L、4WDで20.7km/Lです。高出力を狙うのではなく、発進・低速域で自然に扱えることと燃費を両立する方向で進化しています。
安全装備もこの世代の重要な変化です。2020年型から全車速追従ACC、標識認識、カーテンエアバッグなどを採用し、2023年には車線逸脱抑制機能を追加。2025年改良ではミリ波レーダー+単眼カメラのデュアルセンサーブレーキサポートIIへ進化し、車両・歩行者・自転車・自動二輪車に加えて交差点検知へ対応しました。車線維持支援、低速時ブレーキサポート、ブラインドスポットモニター、電動パーキングブレーキなども加わり、前期と現行では長距離運転や混雑した街中での負担が大きく変わります。
2020~2024年型と2025年以降、走りはどう違う?
3代目の大きな分岐は2025年2月です。どちらも1.2Lマイルドハイブリッド+CVTですが、前期は4気筒、現行は3気筒Z12Eへ変わり、CVTと安全支援も同時に刷新されました。中古車では同じ「3代目ハイブリッド」とまとめずに比較したいところです。
4気筒マイルドハイブリッドと熟成した前期装備を選ぶ
発売時は1.2L DOHC 16バルブ4気筒エンジンとCVT、マイルドハイブリッドを組み合わせていました。低回転からトルクを使いやすくし、発進・低速域をモーターで補助する考え方は現行にも通じます。2020年型から全車速追従ACC、標識認識、SRSカーテンエアバッグなどを採用し、2023年には車線逸脱抑制を追加。最新の交差点対応ブレーキや停止保持付きACCまでは不要でも、室内の広さとスライドドア、4気筒の滑らかさ、安全支援をバランスよく求めるなら前期も十分に比較対象になります。
こんな人に合いそう
- 4気筒の前期型を好む
- 中古車で候補を広く探したい
- 2023年以降の車線逸脱抑制も重視する
- 最新の停止保持ACCまでは必須でない
燃費と低速の扱いやすさ、最新安全支援をまとめて重視する
2025年改良後はZ12E型1.197L直列3気筒へ刷新され、最高出力60kW(82PS)、最大トルク109N・m。WA06Dモーターは3.1PS・60N・mで発進を補助します。WLTC燃費は2WD 22.0km/L、4WD 20.7km/Lです。新CVTと低速トルク重視のセッティングにより、街中での滑らかな加速と燃費を両立。さらにDSBS II、車線維持支援、全車速追従ACC、電動パーキング/ブレーキホールドなどまで一度に更新されたため、高速道路や長く所有する前提なら現行型を選ぶ意味が大きくなります。
こんな人に合いそう
- 最新の3気筒+CVTを選びたい
- 2WD 22.0km/Lの燃費を重視する
- 停止保持付きACCや車線維持支援を使いたい
- 新しい安全装備を長く使いたい
現行4グレードは、どう選び分ける?
現行はHYBRID MX、HYBRID MZ 全方位カメラ付ナビパッケージ、CUSTOM HYBRID MV、CUSTOM HYBRID MV 全方位カメラ付ナビパッケージの4本立てです。価格は入れず、標準系/カスタム系、快適装備、ナビ・全方位カメラ、駆動方式で比較します。
HYBRID MX
- 外観
- 標準系
- ヘッドランプ
- ハロゲン
- 駆動
- 2WD / 4WD
現行のベーシックグレードです。マイルドハイブリッド、e-Assist、全車速追従ACC、車線維持支援といった基本性能は上位グレードと共通ですが、灯火や快適装備をシンプルにしています。後席左側のワンアクションパワースライドドアを備え、家族利用の基本は確保。LED灯火、両側電動スライド、全方位カメラ付きナビまで必要としないなら、3代目の室内・燃費・安全支援を最も素直に使える仕様です。
基本性能と実用性をシンプルに求める人に
HYBRID MZ 全方位カメラ付ナビパッケージ
- 外観
- 標準系
- 灯火
- LED
- 装備
- 全方位カメラ+9型ナビ
標準系デザインのまま、日常の快適性と駐車支援を充実させる上位仕様です。LEDヘッドランプ、LEDフォグ、IRカットガラス、スリムサーキュレーター、後席右側パワースライドドアなどを追加し、全方位カメラと9インチメモリーナビを標準装備。狭い駐車場や後席の送迎利用が多く、カスタム外観ではなく落ち着いた標準デザインを選びたい人に向きます。2WD/4WDを選べるため、地域条件にも合わせやすい構成です。
標準デザインで快適・駐車支援まで求める人に
CUSTOM HYBRID MV
- 外観
- カスタム系
- 灯火
- LED
- 駆動
- 2WD
メッキ&ブラックの立体的なフロントグリル、クリアタイプのリヤコンビネーションランプなど、力強いカスタム外観を主役にした仕様です。LEDヘッドランプやIRカットガラスなど上級装備も備えながら、全方位カメラ付きナビを標準化しないことで、外観を優先しつつ必要な装備を絞れます。現行の単独CUSTOM HYBRID MVは2WD設定なので、4WDが必要ならナビパッケージ側を確認します。
カスタム外観を優先し、2WDで十分な人に
CUSTOM HYBRID MV 全方位カメラ付ナビパッケージ
- 外観
- カスタム系
- 装備
- 全方位カメラ+9型ナビ
- 駆動
- 2WD / 4WD
カスタムの外観に全方位カメラと9インチナビを組み合わせた最も装備の分かりやすい仕様です。LED灯火、快適装備、両側パワースライドドア、安全支援も含めて家族利用で欲しい装備をまとめやすく、4WDも選択できます。標準系MZとの違いはパワートレインではなく外観の方向性なので、室内・安全・燃費を同等に確保しながら、カスタムデザインを好むかで選び分けます。
カスタム外観とナビ・周辺確認をまとめて選びたい人に
現行はすべてZ12E 1.2Lマイルドハイブリッド+CVTです。グレード差は走行性能より外観、灯火、スライドドア、ナビ・カメラ、2WD/4WD設定に表れます。
3代目デリカD:2の主要スペック
現行2025年改良後のMBD7Sを基準に、コンパクトな外寸、広い室内、3気筒マイルドハイブリッドの主要値をまとめます。前期MB37Sは4気筒なので、エンジン型式と年式を分けて確認してください。
現行MBD7Sの代表スペック
| 項目 | 代表値 |
|---|---|
| 型式 | 5AA-MBD7S |
| 駆動方式 | 2WD / 4WD |
| 全長 × 全幅 × 全高 | 3,810 × 1,645 × 1,745 mm |
| ホイールベース | 2,480 mm |
| 最低地上高 | 140 mm |
| 室内長 × 室内幅 × 室内高 | 2,500 × 1,420 × 1,365 mm |
| 乗車定員 | 5名 |
| エンジン | Z12E 1.197L DOHC 12バルブ直列3気筒 |
| 最高出力 | 60 kW(82 PS)/ 5,700 rpm |
| 最大トルク | 109 N・m / 4,500 rpm |
| モーター | WA06D 3.1 PS / 60 N・m |
| 変速機 | CVT |
| WLTCモード燃費 | 22.0 km/L(2WD)/ 20.7 km/L(4WD) |
| 燃料タンク | 32 L(2WD)/ 30 L(4WD) |
数値は2025年改良後の現行仕様です。2020~2024年型は1.2L 4気筒マイルドハイブリッドで、エンジン・CVT・安全支援の仕様が異なります。
3代目デリカD:2はどう変わってきた?
3代目は2020年の全面改良で室内と安全性を広げ、2023年に運転支援とスライドドア操作を熟成。2025年にはエンジン・CVT・フロントデザイン・安全支援まで大きく刷新しました。中古車では2025年改良前後を最初に分けると仕様差を理解しやすくなります。
-
3代目へフルモデルチェンジ
標準車で全長を80mm、カスタムで70mm延長し、荷室床面長を100mm拡大。後席の居住性も高めながら最小回転半径4.8mを維持しました。1.2L 4気筒マイルドハイブリッド+CVT、2WD/4WDを採用し、全車速追従ACC、標識認識、SRSカーテンエアバッグなど安全装備も大きく強化。スリムサーキュレーターやパワースライドドア予約ロックも加え、家族車としての実用性を一段高めました。
-
車線逸脱抑制とスライドドア操作を改善
三菱e-Assistへ車線逸脱抑制機能を追加し、車線を外れそうなときにステアリング操作を支援する機能を拡充。パワースライドドア予約ロックにはリクエストスイッチ連動を追加し、前席ドアやバックドアのスイッチから施錠予約ができるようになりました。パワートレインを変えず、安全と乗降時の手間を減らす方向の熟成です。
-
エンジン・CVT・安全支援を大幅刷新
1.2Lエンジンを4気筒からZ12E直列3気筒へ変更し、CVTも刷新。WLTC燃費は2WD 22.0km/L、4WD 20.7km/Lとなり、低速域のトルクを使いやすいセッティングへ改めました。フロントデザインと内装色も変更し、DSBS II、車線維持支援、全車速追従ACC、低速時ブレーキサポート、ブラインドスポットモニター、電動パーキングブレーキなどを追加。3代目の中で最も大きい改良です。
2025年改良前はMB37S系・4気筒、改良後はMBD7S・3気筒が中心です。中古車では外観だけでなく型式、エンジン、ACCの停止保持、電動パーキングまで確認してください。
3代目デリカD:2を動画でも見てみよう
映像では、両側スライドドア、後席と荷室、標準系とカスタムの外観、2025年改良前後のエンジン音と内装、安全支援の操作を確認できます。前期4気筒と後期3気筒を同じ仕様として見ないことが重要です。
- 室内:後席の広さ、荷室床面、サーキュレーターを見る
- 走行:2020~2024年4気筒 / 2025年以降3気筒を分ける
- 装備:MX / MZ / CUSTOM / ナビパッケージの違いを確認する
燃費や加速感は乗員・道路条件で変わります。動画の車両年式、2WD/4WD、グレードを確認して比較してください。
3代目デリカD:2を選ぶ4つの理由
全幅1,645mmのまま、後席と荷室を広げた
3代目は全長を伸ばして荷室床面を100mm拡大し、後席の居住性も高めました。それでも全幅は1,645mm、最小回転半径は4.8mで、狭い道やスーパーの駐車場で扱いやすいサイズ感を維持しています。大きなミニバンほどの車幅を必要とせず、家族を乗せる日と荷物を積む日を一台で切り替えたい人に、サイズと室内のバランスが良いモデルです。
スライドドアと後席装備が家族利用へ直結する
後席スライドドアは狭い駐車場で開閉しやすく、上位グレードでは左右パワースライドや予約ロックを利用できます。スリムサーキュレーターは前席の空気を後席へ送り、前後の温度差を抑えるため、夏冬の送迎でも役立ちます。カタログの装備数より、乗り降り・施錠・後席空調という日常動作を減らしていることが3代目の実用的な強みです。
2025年改良後は小型ミニバンでも安全支援がかなり充実した
DSBS IIは車両、歩行者、自転車、自動二輪車に対応し、交差点の検知も可能になりました。全車速追従ACCと車線維持支援、低速時ブレーキサポート、ブラインドスポットモニターなども採用。家族車だからこそ高速道路だけでなく、学校周辺や交差点、駐車場での支援を重視したい人には、2025年型の装備差が明確な選択理由になります。
標準系とカスタム系を、走りを変えずに好みで選べる
HYBRID MZとCUSTOM HYBRID MVは、現行では同じZ12EマイルドハイブリッドとCVTを使いながら、フロントグリルや灯火、内装加飾の方向性が異なります。機械性能の上下ではなく、落ち着いた標準系か、メッキ&ブラックを使う力強いカスタム系かで選べるため、家族の好みに合わせても走行性能や安全装備を大きく変えずに済みます。
3代目デリカD:2は、こんな人に合いそう
買う前に、ここだけは見ておきたい
3代目では2025年改良前後、2WD/4WD、標準/カスタム、ナビ・カメラ装備の4点を先に整理すると、同じ世代の中から自分に合う仕様を選びやすくなります。
3代目デリカD:2を中古車で探すなら
中古車では「3代目」でまとめず、2020~2022年、2023~2024年、2025年以降の3段階で見ると装備差が分かりやすくなります。エンジン・安全支援・ナビパッケージをそろえて比較します。
2020~2022年は3代目の基本パッケージを重視する
広くなった後席と荷室、4気筒マイルドハイブリッド、全車速追従ACC、標識認識など3代目の基本価値は備えています。最新の車線逸脱抑制や2025年型の交差点対応支援を必要としないなら、装備と状態を見ながら候補を広げられます。
2023~2024年は車線逸脱抑制と利便性を評価する
2023年改良で車線逸脱抑制と予約ロックのリクエストスイッチ連動が加わりました。パワートレインは4気筒のままなので、前期の走行感を残しつつ安全・乗降時の便利さを一段新しくしたい人に向く中間期です。
2025年以降はMBD7Sとして別枠で見る
Z12E 3気筒、新CVT、DSBS II、車線維持支援、停止保持付きACCなどが加わり、前期との違いが大きくなっています。燃費と最新安全を優先するなら、走行距離が少ないという理由だけでなく改良内容そのものを価値として評価できます。
スライドドアとカメラ・ナビの作動を確認する
家族利用で頻繁に使うパワースライドドア、予約ロック、全方位カメラ、9インチナビは実車で作動を確認します。中古車ではこれらの便利装備が選ぶ理由になる一方、故障や不具合があれば使い勝手への影響も大きいためです。
3代目デリカD:2中古車は、この4点を先にそろえる
- 2020~2024年4気筒 / 2025年以降3気筒
- 2WD / 4WD
- 標準系 / CUSTOM
- 全方位カメラ・9インチナビ・安全支援の装着内容
修復歴、点検記録簿、保証、タイヤなど一般的な中古車確認に加え、3代目では改良年式とスライドドア・安全支援の実装備を確認してください。
NEXT STEP
気になる1台を見つけて、カーライフをもっと楽しもう。
この世代が自分に合いそうだと感じたら、実際の車両や今のクルマの査定額も見てみましょう。
公式情報で最終確認
グレード、2WD/4WD設定、装備、燃費は年式で異なります。購入時は三菱自動車公式の現行ページ、主要諸元、発売・改良時ニュースリリースを確認してください。
