三菱
三菱 アウトランダー 3代目(GN0W)
まずはここだけ。3代目アウトランダーを30秒で理解
3代目アウトランダー(GN0W)は、日本ではPHEV専用モデルとして2021年12月に登場した三菱のフラッグシップSUVです。2.4L MIVECエンジン、前後ツインモーター4WD、S-AWCを全車の基本とし、2024年の大幅改良では駆動用バッテリーを22.7kWhへ拡大。現行はM/G/P/P Executive Package/BLACK Editionから選べます。
12月16日に3代目を発売
日本ではPHEV専用
S-AWCを全車採用
2024年改良後の現行仕様
M / その他グレード
Mは5人、他は5人・7人設定
3代目アウトランダーって、どんなクルマ?
2021年12月16日に発売された3代目アウトランダーは、日本市場ではPHEV専用へ整理されたクロスオーバーSUVです。新世代プラットフォームを採用し、2.4L MIVECエンジンと前後独立モーター、進化したS-AWCを組み合わせ、日常のEV走行と長距離移動の自由度を一台にまとめました。ガソリン車とPHEVを並べるのではなく、アウトランダーという車種そのものを三菱の電動化技術を代表するフラッグシップへ再構成した世代です。
発売時から全車ツインモーター4WDで、前後モーターを細かく制御できることをS-AWCの車両運動制御へつなげています。雪道や雨天だけを想定した4WDではなく、発進、加速、旋回、減速まで四輪を使って安定させる考え方です。PHEVであることと4WDであることが別々の装備ではなく、電動化によるトルク応答を操縦安定へ生かす一つのシステムとして成立している点が3代目の大きな特徴です。
初期型は20kWhの駆動用バッテリーを搭載し、Mで87km、G/Pで83kmのEV走行換算距離を確保していました。2024年10月の大幅改良ではバッテリー容量を22.7kWhへ増やし、Mで106km、その他グレードで102kmへ延長。PHEVシステムの最高出力も高め、急速充電時間の短縮、サスペンションやステアリングの再調整、新タイヤの採用まで同時に行っています。中古車ではこの改良前後が、単なる年式差ではなくEV利用範囲と乗り味の違いになる重要な境目です。
ワゴン的な実用性も残しており、現行はMが5人乗り、G/P/P Executive Package/BLACK Editionが5人乗りと7人乗りを設定します。ボディは全長4,720mm・全幅1,860mm、ホイールベース2,705mm。2024年改良後は12.3インチナビやヤマハ共同開発オーディオ、シートベンチレーションなども導入され、2026年には先行車発進通知と接近時アンロック/降車時オートロックを追加。電動性能だけでなく、家族で長距離を移動するときの快適さまで磨いていることが現行型の性格です。
現行PHEVシステムは、どんな使い方に向く?
現行3代目は、グレードごとに別エンジンを選ぶ構成ではありません。全車が2.4L MIVECエンジン、前後ツインモーター、22.7kWh駆動用バッテリー、4WDを共有します。違いはMだけEV航続距離と燃費が少し有利で、それ以外は装備・乗車定員が主な選択軸です。
22.7kWh PHEV
普段はEV、遠出ではエンジンも使う一台
2024年改良後は駆動用バッテリー容量を22.7kWhへ拡大し、EV走行換算距離はMが106km、G/P/P Executive Package/BLACK Editionが102kmとなりました。Mのハイブリッド燃料消費率は17.6km/L、その他は17.2km/Lです。毎日の通勤や買い物をEV走行中心にしながら、遠出ではエンジンを発電・駆動へ使えるため、充電残量だけに行動範囲を縛られにくいことがPHEVの利点です。急速充電は80%まで約32分、普通充電はAC200V/15Aで満充電まで約7.5時間が目安となり、自宅充電を軸にしつつ外出先でも補充できます。
前後モーターはS-AWCと協調し、乾燥舗装だけでなく雨、雪、高速道路、未舗装路などへ走行モードを使い分けられます。2024年改良ではPHEVシステム出力を高め、モータートルク特性も見直したため、初期型と比べるとEV航続距離だけでなく高速合流や追い越し時の余裕、静粛性にも差が出ます。中古車で前期型を選ぶ場合は20kWhでも用途を満たせるか、後期型を選ぶ場合は100km超のEV走行を生活の中で実際に使えるかを確認すると判断しやすくなります。
こんな人に合いそう
- 自宅充電で日常移動をEV中心にしたい
- 長距離では充電だけに依存したくない
- 雪・雨・高速道路で4WDの安定感を重視する
- 給電機能も含めてPHEVを活用したい
M・G・P・P Executive Package・BLACK Edition、どう選ぶ?
現行5グレードはPHEVシステムと4WDが共通です。価格ではなく、5人/7人乗り、タイヤ・灯火、シート、音響、空調、内外装の違いで選び分けます。M以外はEV航続距離も102kmで共通なので、装備差を生活へ当てはめることが重要です。
BASIC
M
- 乗車定員
- 5名
- ホイール
- 18インチ
- EV航続
- 106km
唯一の5人乗り専用グレードで、現行ではEV走行換算距離106kmと他グレードより4km長い設定です。235/60R18タイヤ、通常のLEDヘッドライト、ファブリックシートを採用しながら、12.3インチナビ、Dynamic Sound Yamaha Premium、マルチアラウンドモニター、MI-PILOTなど基本の先進装備は備えます。3列目を使わず、PHEVとS-AWCの性能を中心に選びたい人には、装備を過度に増やさない構成が分かりやすい候補です。
5人乗りでPHEVの基本性能を重視する人にSTANDARD
G
- 乗車定員
- 5名 / 7名
- ホイール
- 20インチ
- 装備
- 電動テールゲート
Mから実用・快適装備を大きく増やしたスタンダード上位仕様です。アダプティブLEDヘッドライト、255/45R20タイヤ、コンビネーションシート、デジタルルームミラー、MITSUBISHI CONNECT、ハンズフリー対応エレクトリックテールゲートを標準装備。5人乗りと7人乗りを選べるため、3列目の必要性を決めたうえで、日常の駐車や荷物の積み降ろしまで便利にしたい人に向きます。
5人/7人乗りと実用装備を両立したい人にHIGH
P
- 乗車定員
- 5名 / 7名
- 空調
- 3ゾーン
- 表示
- ヘッドアップディスプレイ
Gを土台に、長距離移動で効く上級装備を加えたグレードです。3ゾーン独立温度コントロール式フルオートエアコン、ヘッドアップディスプレイ、レザーシート、アルミペダルなどを採用し、前席と後席で快適性を高めています。Dynamic Sound Yamaha Premiumは標準で、Ultimateは選択可能。家族で長距離を走る機会が多く、運転席だけでなく後席を含む室内環境まで重視する人に意味のある装備差です。
上質な室内と長距離快適性を重視する人にEXECUTIVE
P Executive Package
- シート
- セミアニリンレザー
- 音響
- Yamaha Ultimate
- 快適
- 前席ベンチレーション
3代目の快適性を最も強く押し出した最上級仕様です。セミアニリンレザーシート、運転席・助手席パワーシートのメモリー/リフレッシュ機能、前席シートベンチレーション、リヤシートヒーター、12スピーカー+デュアルアンプのDynamic Sound Yamaha Ultimateを標準装備します。PHEV性能はPと共通なので、選ぶ理由は加速やEV航続距離ではなく、車内で過ごす時間の質をどこまで重視するかにあります。
フラッグシップらしい室内快適性を求める人にSPECIAL
BLACK Edition
- 乗車定員
- 5名 / 7名
- ホイール
- 20インチ・グロスブラック
- 音響
- Yamaha Ultimate
2026年に加わった特別仕様車で、ブラックを中心とする専用外装が特徴です。マットブラックのフロントグリルモール、グロスブラックのダイナミックシールドや20インチアルミホイール、ダークエンブレム、ブラックのスキッドプレートなどで外観を統一。Dynamic Sound Yamaha Ultimateも標準装備されます。走行性能でPやExecutive Packageを上回る仕様ではなく、上級装備に加えて黒を基調とした外観を明確に選びたい人向けです。
装備とブラック外装をセットで選びたい人に全グレードがPHEV・4WDですが、Mは5人乗り専用、その他は5人/7人乗りを設定します。グレード名だけで上下を決めず、乗車人数・快適装備・音響・外観を実際に使うかで選んでください。
3代目アウトランダーの主要スペック
現行22.7kWh仕様を基準に、PHEVとしての電動性能とSUVとしての寸法を確認します。Mはタイヤ・全高・最低地上高が他グレードと一部異なります。
現行22.7kWh仕様の代表スペック
| 項目 | 代表値 |
|---|---|
| 型式 | GN0W |
| 駆動方式 | ツインモーター4WD / S-AWC |
| 全長 × 全幅 × 全高 | 4,720 × 1,860 × 1,750 mm(G以上の代表値) |
| M 全高 | 1,745 mm |
| ホイールベース | 2,705 mm |
| 最低地上高 | 200 mm(Mは195 mm) |
| 乗車定員 | 5名 / 7名(Mは5名のみ) |
| エンジン | 2.4L MIVEC DOHC 16バルブ 4気筒 |
| 駆動用バッテリー | リチウムイオン 22.7 kWh |
| EV走行換算距離 | M 106 km / その他 102 km |
| ハイブリッド燃料消費率 | M 17.6 km/L / その他 17.2 km/L |
| 普通充電 | AC200V / 15A・満充電まで約7.5時間 |
| 急速充電 | 80%まで約32分(条件あり) |
| タイヤ | M 235/60R18 / G以上 255/45R20 |
EV航続距離・燃費・充電時間は所定条件での値です。気温、エアコン使用、速度、充電器出力などで実際の値は変わります。購入対象車の年式・グレードに対応する公式諸元表で確認してください。
3代目アウトランダーはどう変わってきた?
3代目はPHEV・ツインモーター4WD・S-AWCという基本を守りながら、2024年に電池と走り、室内の質を大幅に更新し、2026年には安全・日常利便性と特別仕様車を追加しました。中古車では2024年改良前後が最も大きな境目です。
- 新型PHEVモデルを正式発表
新世代プラットフォーム、新世代PHEV、前後ツインモーター4WD、進化したS-AWCを採用。日本仕様はM(5人)、G(5人・7人)、P(7人)で、20kWhバッテリーを搭載しました。MのEV航続距離は87km、G/Pは83kmで、電動走行と長距離性能を一台にまとめた現行世代の基本形がここで完成しました。
- 3代目アウトランダーPHEVを発売
日本市場で販売を開始。PHEV専用のフラッグシップSUVとして、7つのドライブモード、MI-PILOT、MITSUBISHI CONNECTなどを組み合わせ、5人/7人乗りの実用性も確保しました。日常はEV、遠出はエンジンも使えるという現在まで続く使い方の軸が市場へ投入されました。
- バッテリー・走り・快適性をまとめて大幅改良
バッテリー容量を20kWhから22.7kWhへ拡大し、EV航続距離をMで106km、その他で102kmへ延長。PHEVシステム最高出力も約20%高めました。同時にサスペンション、電動パワーステアリング、タイヤ、空力を見直し、12.3インチナビ、シートベンチレーション、ヤマハ共同開発オーディオを導入。P Executive Packageも新設され、前期型との差は電池容量だけでなく移動中の質感全体へ広がりました。
- 運転支援と日常利便性を強化
三菱e-Assistへ先行車発進通知を追加し、キーレスオペレーションキーを携帯して近づくと自動解錠する接近時アンロック、車から離れると自動施錠する降車時オートロックを採用しました。PHEV・4WDの基本は変えず、毎日の操作を減らす方向で熟成しています。
- BLACK Editionを追加
同じ改良でBLACK Editionを特別仕様車として追加。マット/グロスブラックの外装加飾、ダークエンブレム、グロスブラック20インチホイールなどで外観を統一し、Dynamic Sound Yamaha Ultimateも標準装備しました。走行性能とは別に、外観と上級装備で選べる新しい枝が現行ラインアップへ加わっています。
2024年10月改良前は20kWh、改良後は22.7kWhです。中古車では初度登録だけでなく、EV航続距離、ナビ、音響、シート装備まで確認すると前後期を見分けやすくなります。
3代目アウトランダーを動画でも見てみよう
映像では、EV走行時の静かさ、S-AWCの走り、5人/7人乗りの室内、充電操作、2024年改良前後の乗り味と内装差を確認できます。前期20kWhと後期22.7kWhを同じ仕様として見ないことが重要です。
- 走行:前期20kWhか後期22.7kWhかを確認する
- 実用性:5人/7人乗り、3列目と荷室の使い方を見る
- 装備:M/G/P/Executive/BLACK Editionを分けて確認する
EV航続距離や燃費は気温・充電状態・速度・エアコン使用で変わります。動画の実測値だけでなく公式値と自分の利用条件を合わせて判断してください。
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3代目アウトランダーを選ぶ4つの理由
日常EVと長距離を一台で切り替えられる
2024年改良後はEV走行換算距離が102~106kmあり、日常の通勤や買い物を電気だけで走れる範囲が広がりました。遠出では2.4Lエンジンを使えるため、充電残量だけを見ながら移動計画を立てる必要がありません。自宅充電を活用しつつ、週末は高速道路で長距離を走るという使い方にPHEVの利点が最も表れます。
ツインモーター4WDとS-AWCを全車で使える
前後モーターを独立して制御できるため、4WDは悪路脱出だけの装備ではありません。加速時の駆動力配分や旋回時の車両姿勢までS-AWCが統合制御し、雨、雪、高速道路でも安定した走りを狙います。Mから上級グレードまで同じ基本技術を使えるため、グレードを下げても3代目アウトランダーの走りの核は残ります。
電動SUVでも5人乗りと7人乗りを選べる
現行Mは5人乗り専用ですが、G以上は5人乗りと7人乗りを設定します。普段は5人以下で荷室を広く使うのか、短距離でも3列目を使えることを優先するのかで選択できます。PHEVシステムを搭載しながら家族構成へ合わせて乗車定員を選べることは、大型電池を積むSUVとして実用面で重要な強みです。
2024年改良後は電動性能だけでなく車内の質も大きく上がった
22.7kWh化と出力向上に加え、サスペンション、ステアリング、タイヤ、12.3インチナビ、シートベンチレーション、ヤマハ共同開発オーディオまでまとめて更新されました。後期型を選ぶ理由はEV航続距離が伸びたことだけではなく、長距離移動で感じる乗り心地、静粛性、音響、快適性まで含めて一段新しくなったことにあります。
3代目アウトランダーは、こんな人に合いそう
買う前に、ここだけは見ておきたい
3代目では、2024年改良前後、5人/7人乗り、グレード装備、充電環境の4点を先に整理すると、自分に必要な仕様を絞りやすくなります。
3代目アウトランダーを中古車で探すなら
中古車では、走行距離だけでなく「前期20kWh/後期22.7kWh」「5人/7人」「グレード」「駆動用バッテリーと充電環境」をそろえて比較します。2024年改良が大きいため、前後期を同じ相場だけで判断しないことが重要です。
2021~2024年前期は20kWhを理解して選ぶ
前期型でもツインモーター4WD、S-AWC、7つのドライブモードという現行世代の核は備えています。自宅からの一日走行距離が短く、87km/83kmのEV航続で足りるなら、後期型との差を装備・状態まで含めて比較できます。
2024年10月以降はEV航続と快適性を別枠で評価する
22.7kWh化で100km超のEV走行が可能になり、サスペンションや操舵、ナビ、Yamahaオーディオまで更新されました。毎日のEV走行距離が長い、長距離移動の快適性も重視するなら、後期型を選ぶ理由がはっきりします。
5人/7人とグレード装備を混同しない
Mは5人のみ、G以上は5人/7人を選べます。同じグレードでも乗車定員で室内長や車両重量が変わるため、掲載名だけで判断せず車検証と現車を確認します。ExecutiveやBLACK Editionは装備・内外装の価値も別に評価します。
駆動用バッテリーは診断・保証条件まで確認する
PHEV中古車では年式や走行距離だけでバッテリー状態を決めつけず、販売店で確認できる診断情報、充電履歴、保証条件を確認します。カタログのEV航続距離は新車時の審査値なので、候補車の現在状態とは分けて考えてください。
3代目アウトランダー中古車は、この4点を先にそろえる
- 20kWh前期 / 22.7kWh後期
- 5人乗り / 7人乗り
- M / G / P / Executive / BLACK Edition
- 駆動用バッテリー・充電環境・保証条件
修復歴、点検記録簿、タイヤ、保証など一般的な中古車確認に加え、GN0WではPHEVシステムと高電圧バッテリーの状態も確認してください。
NEXT STEP
気になる1台を見つけて、カーライフをもっと楽しもう。
この世代が自分に合いそうだと感じたら、実際の車両や今のクルマの査定額も見てみましょう。
公式情報で最終確認
グレード、装備、EV航続距離、充電条件は年式で異なります。購入時は三菱自動車公式の現行ページ、主要諸元、発売・改良時ニュースリリースを確認してください。
























