アウディ Q3 3代目(FJ)
まずはここだけ。3代目Q3を30秒で理解
3代目Q3は、2026年5月に日本へ導入されたFJ系です。通常モデルは1.5L TFSIのFWDと2.0L TFSI quattroの2本立てで、先代とはパワートレイン構成も操作系も大きく変わりました。11.9インチと12.8インチのディスプレイを組み合わせたデジタルステージ、ステアリングコラム側へ移したシフターも、この世代を見分ける要素です。
約6年ぶりのフルモデルチェンジで第3世代へ
FJ15は1.5L FWD、FJ20は2.0L quattro
Q3は全高1,610mm、ホイールベース2,680mm
150PS・250Nmと204PS・320Nmの2仕様
110kWはFWD、150kWは四輪駆動
150kWはデジタルマトリクスLEDを標準装備
3代目Q3は何が変わった?
日本では2020年以来となるフルモデルチェンジで、Q3はFJ系の3代目へ移行しました。全長4,530mm、全幅1,860mm、全高1,610mmというボディに、前後スライドとリクライニングが可能な3分割可倒式リヤシートを組み合わせています。通常時のトランク容量は488L、後席を使わない状態では最大1,386Lです。
室内の変化は画面の大型化だけではありません。11.9インチのバーチャルコックピットプラスと12.8インチMMIタッチディスプレイを連続感のあるデジタルステージとして配置し、シフト操作を担うレバーはステアリングコラム右側へ移動。センターコンソールから従来型のセレクターがなくなり、Q3の操作レイアウトそのものが更新されています。
走りの構成は、TFSI 110kW advancedが1.5Lターボにマイルドハイブリッドと気筒休止を組み合わせたFWD、TFSI quattro 150kW advancedが2.0Lターボとquattroです。
サスペンションには2バルブ式電子制御ダンピングコントロールを採用。縮み側と伸び側の減衰力を独立して制御します。灯火では25,600個のマイクロLEDを使うデジタルマトリクスLEDが用意され、150kWでは標準、110kWではオプションです。
1.5L MHEVのFWDか、2.0L quattroか
3代目Q3の通常モデルは、同じadvancedでも動力系がはっきり分かれています。110kWは1.5Lターボにマイルドハイブリッドを組み合わせ、150kWは2.0Lターボとquattroを採用。どちらも7速Sトロニックですが、出力、駆動方式、車両重量、WLTC燃費まで差があります。
TFSI 110kW
1.5L MHEVとFWDを組み合わせた軽い側の仕様
最高出力150PS、最大トルク250Nmで、車両重量は1,610kg。気筒休止とマイルドハイブリッドを備え、WLTCモード燃費は15.6km/Lです。quattroを必要とせず、3代目Q3の新しい操作系やシャシーを1.5L側で選ぶ仕様として位置づけられます。
この仕様を選ぶ理由
- FWDを選びたい
- 1.5L MHEVを条件にしたい
- WLTC 15.6km/Lを重視する
- デジタルマトリクスLEDは必要に応じて追加したい
TFSI quattro 150kW
2.0Lとquattroをセットで選ぶ仕様
2.0Lターボは204PS・320Nmを発生し、駆動方式はquattro。1.5L車より100kg重い1,710kgで、WLTCモード燃費は12.1km/Lです。デジタルマトリクスLEDも標準となるため、動力系と灯火装備の両方で110kWとの差が生まれます。
この仕様を選ぶ理由
- quattroを必須条件にする
- 204PS・320Nmの2.0Lを選びたい
- デジタルマトリクスLEDを標準装備で欲しい
- 1.5L MHEVではなく2.0Lターボを選ぶ
通常グレードはadvancedの2仕様
3代目Q3の通常ラインアップは、TFSI 110kW advancedとTFSI quattro 150kW advancedです。グレード名の軸は共通ですが、エンジンと駆動方式に加えてヘッドライトの標準装備が異なります。S lineは独立した通常グレードではなく、advancedに追加するパッケージとして設定されています。
TFSI 110kW advanced
- 動力・駆動
- 1.5L TFSI MHEV / FWD
- ヘッドライト
- LED標準、デジタルマトリクスLEDはオプション
- 標準タイヤ
- 235/55R18
150PS・250Nmの1.5Lに、気筒休止とマイルドハイブリッドを組み合わせます。MMIナビゲーション、バーチャルコックピットプラス、ダンピングコントロールサスペンションは標準。150kWとの違いは、単なる出力差ではなくFWDであることと、デジタルマトリクスLEDが選択装備になることです。
1.5L MHEVとFWDを軸に選ぶ仕様TFSI quattro 150kW advanced
- 動力・駆動
- 2.0L TFSI / quattro
- ヘッドライト
- デジタルマトリクスLED標準
- 標準タイヤ
- 235/55R18
204PS・320Nmの2.0Lとquattroを組み合わせ、1.5L車にはない四輪駆動を担います。デジタルマトリクスLEDも標準装備で、MMIから4種類のデジタルライトシグネチャーを選択可能。駆動方式と灯火を同時に上位仕様へ切り替える構成なので、どちらか一方だけを独立して選ぶ設定ではありません。
2.0L・quattro・デジタルマトリクスLEDをまとめて選ぶ仕様S lineパッケージでは19インチの255/45R19タイヤ、スポーツシート、専用内外装などが加わるため、通常のadvancedと見た目が近くてもタイヤとシートまわりで仕様差が出ます。
3代目Q3の主要スペック
ボディ寸法は110kWと150kWで共通です。型式、重量、排気量、燃費、燃料タンク容量はそれぞれ異なります。通常モデルの2仕様を並べると、パワートレイン変更に伴う差がそのまま見えてきます。
TFSI 110kW advancedとTFSI quattro 150kW advancedを比較
車体の大きさと荷室容量は同じで、差は主に動力系と駆動方式に集中しています。
| 項目 | TFSI 110kW advanced | TFSI quattro 150kW advanced |
|---|---|---|
| 型式 | 3AA-FJ15 | 3BA-FJ20 |
| 駆動方式 | FWD | quattro(4WD) |
| 全長 × 全幅 × 全高 | 4,530 × 1,860 × 1,610 mm | 4,530 × 1,860 × 1,610 mm |
| ホイールベース | 2,680 mm | 2,680 mm |
| 車両重量 | 1,610 kg | 1,710 kg |
| トランク容量 | 488 L | 488 L |
| 総排気量 | 1,497 cc | 1,984 cc |
| 最高出力 | 110kW(150PS)/5,000-6,000rpm | 150kW(204PS)/4,500-6,000rpm |
| 最大トルク | 250Nm/1,500-3,500rpm | 320Nm/1,500-4,400rpm |
| マイルドハイブリッド | あり | なし |
| トランスミッション | 7速Sトロニック | 7速Sトロニック |
| WLTCモード燃費 | 15.6 km/L | 12.1 km/L |
| 燃料タンク | 58 L | 63 L |
| 標準タイヤ | 235/55R18 | 235/55R18 |
| ヘッドライト | LED / デジタルマトリクスLEDはオプション | デジタルマトリクスLED |
S lineパッケージやパノラマサンルーフを装着すると車両重量やタイヤ仕様が変わるため、パッケージ装着車は通常advancedと分けて見る必要があります。
3代目Q3のモデル履歴
3代目は2026年5月に日本へ導入されたばかりで、現時点の公式履歴はフルモデルチェンジ時の内容が中心のため、発売時に通常2仕様と導入特別仕様車がどう組まれたかがこの世代の構成を読む軸です。
- 第3世代Q3を日本発売
通常のQ3はTFSI 110kW advancedとTFSI quattro 150kW advancedの2仕様で販売開始。110kWは1.5L MHEVのFWD、150kWは2.0L quattroという構成です。デジタルステージ、ステアリングコラム統合型シフター、2バルブ式電子制御ダンピングコントロールも同時に導入しました。
同時設定のQ3 launch editionは110kW advancedをベースに、Audi Sport製19インチホイール、デジタルマトリクスLED、プライバシーガラスに、専用クロス表皮のスポーツシートを組み合わせています。
2026年9月時点の通常ラインアップは、110kW advancedと150kW advancedの2仕様です。
3代目Q3を動画で見るときの着眼点
静止画では分かりにくいのが、ステアリングコラム側のシフターとセンターコンソールの関係です。後席は前後スライドとリクライニングが可能なので、488Lの荷室と後席位置がどう変わるかも映像で把握できます。110kWと150kWを見比べる場合は、ヘッドライト仕様まで合わせておくと外観差を取り違えません。
- 運転席:11.9インチ+12.8インチのデジタルステージとコラムシフターの位置
- 後席・荷室:スライド式リヤシートと最大1,386Lまで広がる荷室
- 外観:110kWのLEDと150kW標準のデジタルマトリクスLEDの違い
3代目Q3を選ぶ4つの理由
FWDの1.5L MHEVとquattroの2.0Lを明確に選び分けられる
110kWは150PS・250Nmの1.5L MHEVです。150kWは204PS・320Nmの2.0L quattro。advancedという同じ名称でも、エンジンだけでなく駆動方式まで切り替わります。
コラムシフター採用で操作系そのものを刷新
11.9インチのバーチャルコックピットプラスと12.8インチMMIに加え、右側のステアリングコラムレバーがシフターを兼ね、従来センターコンソールにあった操作部を移したことが先代からの大きな室内差です。
2バルブ式電子制御ダンピングをQ3へ導入
2バルブ式ダンパーは縮み側と伸び側を独立して制御します。アウディドライブセレクトと組み合わせ、走行モードに応じて減衰力を調整。e-tron GTに続くアウディブランド2例目の採用です。
デジタルマトリクスLEDをグレード選びに組み込める
デジタルマトリクスLEDは25,600個のマイクロLEDを使用。オリエンテーションライトやレーンライトなどの投影機能を備えます。150kWでは標準、110kWではオプションという設定です。
3代目Q3は、こんな条件で選びやすい
3代目Q3を選ぶ前に見ておきたい4点
同じadvancedでも110kWと150kWではパワートレインと駆動方式が異なります。S lineは独立グレードではなくパッケージです。launch editionも通常advancedとは別の装備セットを持つため、名称だけで仕様をそろえると比較条件がずれます。
3代目Q3を中古車で探すなら
発売から日が浅い3代目では、年次改良差より初期ラインアップの仕様判別が中心です。型式はFJ15とFJ20の2系統。そこへヘッドライト、S lineパッケージ、launch editionの違いを重ねると、初期流通車の装備構成を切り分けられます。
FJ15とFJ20でパワートレインを切り分ける
3AA-FJ15は1.5L MHEVのFWD、3BA-FJ20は2.0Lのquattroで、advancedという共通名より型式の方が動力系を直接示します。
110kWはデジタルマトリクスLED装着車かを見る
FJ15の110kW advancedはLEDヘッドライトが標準で、デジタルマトリクスLEDは選択装備です。FJ15でこの灯火機能を備える個体なら、通常車のオプション装着かlaunch editionかを装備構成から判別できます。
S lineパッケージはホイールとシートで判別しやすい
通常のadvancedは18インチ235/55R18ですが、S lineパッケージでは19インチ255/45R19へ変わり、スポーツシートや専用内装も加わります。車名欄が同じadvancedでも、ホイールと室内を見ると仕様を切り分けられます。
launch editionは専用の装備セットを照合する
launch editionは110kW advancedがベースです。Audi Sport製19インチホイールとデジタルマトリクスLEDを装備。プライバシーガラスと専用クロス表皮のスポーツシートも含まれ、通常の110kW advancedとは装備の組み合わせがはっきり異なります。
3代目Q3で先にそろえる4項目
- 3AA-FJ15か3BA-FJ20か
- 110kWのデジタルマトリクスLED装着有無
- S lineパッケージの有無
- launch editionの専用装備セット
NEXT STEP
気になる1台を見つけて、カーライフをもっと楽しもう。
この世代が自分に合いそうだと感じたら、実際の車両や今のクルマの査定額も見てみましょう。
公式情報で仕様を確認
3代目Q3の通常ラインアップ、装備、諸元、導入時の変更内容は、Audi Japanの現行モデルページ、製品情報、発表資料にまとまっています。




