アウディ A3 4代目(8Y)
まずはここだけ。4代目A3(8Y)を30秒で理解
4代目A3は、SportbackとSedanを並行展開する8Y系です。日本導入は2021年で、当初の30 TFSIは1.0L MHEV。2024年末の大幅改良で1.5Lへ切り替わり、2025年10月には改良後のラインアップへ2.0Lの40 TFSI quattroが加わっています。
4月21日受注開始、5月18日発売
日本市場でも第4世代として展開
5ドアハッチバックと4ドアセダン
2024年12月の大幅改良で中身が変化
改良後は204PS・320Nm、2025年10月再設定
2024年改良でバーチャルコックピットを標準化
4代目A3(8Y)って、どんなクルマ?
2021年に国内導入された8Y系は、A3のコンパクトな車格を保ちながら、操作系とインフォテインメントを大きくデジタル化した世代です。SportbackとSedanの2ボディを用意し、発売時から10.1インチのタッチ式MMIを採用。30 TFSIには48Vマイルドハイブリッドを組み合わせた構成です。
初期の30 TFSIは1.0L直列3気筒で110PS・200Nm。2024年12月の大幅改良では1.5L直列4気筒、116PS・220Nmへ置き換わりました。外観もフレームレスのシングルフレームや選択式のデジタルデイタイムランニングライトへ更新されています。
2025年10月には改良後のラインアップへ204PS・320Nmの40 TFSI quattroが再設定され、現行では前輪駆動の30 TFSIと四輪駆動の40 TFSIを同じSportback/Sedan、advanced/S lineの組み合わせで選べます。8Yを比較するときは、ボディ形状より先に「改良前の1.0Lか、改良後の1.5Lか、quattroを含む2.0Lか」を分けると世代内の違いが見えやすくなります。
8Yは「30 TFSIの前期・後期」と40 TFSI quattroを分けて見る
同じ4代目でも30 TFSIのエンジンは途中で変わるため、中古車では年式だけでなく排気量まで確認し、40 TFSI quattroは駆動方式まで異なる別系統として整理すると仕様を取り違えません。
2021–2024 30 TFSI
1.0L直3+48V MHEVの初期型
国内発売時の30 TFSIは1.0L直列3気筒ターボに48V MHEVを組み合わせ、110PS・200Nmを発生。トランスミッションは7速Sトロニックで、駆動方式はFWDです。グレードはベース、advanced、S lineの3種類でした。
選ぶときの軸
- 2024年改良後の1.5Lと混同しない
- 初期型のベースグレードも中古で候補になる
- 当時の40 TFSI quattroとは動力・駆動が別
2024– 30 TFSI
1.5L直4+48V MHEVへ刷新
2024年12月の大幅改良で30 TFSIは1.5L直列4気筒へ変更され、116PS・220Nmへ向上。7速SトロニックとFWDは継続しつつ、デジタルデイタイムランニングライトやバーチャルコックピット標準化など、車両全体の更新と重なります。
選ぶときの軸
- 現行30 TFSIと同じ1.5L系を選びたい
- 2024年改良後の外観・灯火を重視する
- quattroまでは必要としない
2025– 40 TFSI quattro(改良後)
2.0L・204PSとquattroを組み合わせる
2025年10月に改良後のラインアップへ再設定された40 TFSI quattroは、2.0L直列4気筒ターボで204PS・320Nm。トランスミッションは7速Sトロニックです。電子制御式油圧多板クラッチのquattroを採用し、Sportback/SedanともadvancedとS lineが用意されています。
選ぶときの軸
- 四輪駆動を購入条件に含める
- 30 TFSIより出力・トルクに余裕が欲しい
- 現行の安全装備更新後を候補にする
現行4グレードは、動力とadvanced/S lineの2段階で整理
2026年9月時点の通常ラインアップは4種類です。30 TFSIと40 TFSI quattroに、それぞれadvancedとS lineを設定。FWDかquattroかで動力系を分け、そのうえでadvancedとS lineの装備・外観差を見る構成です。
FWD / MHEV
30 TFSI advanced
- 動力
- 1.5L・116PS / 220Nm+48V MHEV
- 車高
- Sportback 1,450mm / Sedan 1,425mm
現行30 TFSIのadvancedは前輪駆動で、S lineと同じパワートレインを使いながらボディ全高は15mm高い設定です。1.5L MHEVを軸に、S line専用の低いスタンスを必須としない場合の基準として比較しやすい仕様です。
1.5L MHEVの標準的な構成から見たい人にFWD / S line
30 TFSI S line
- 動力
- 1.5L・116PS / 220Nm+48V MHEV
- 車高
- Sportback 1,435mm / Sedan 1,410mm
動力はadvancedと共通です。一方、全高はSportback/Sedanとも15mm低い設定。2024年改良ではRS系を意識したデザイン要素とS lineエクステリアの組み合わせが示され、Sedan 30 TFSI S lineではマルチカラーアンビエントライティングも標準装備です。
FWDのままS lineの外観・室内装備を選びたい人にQUATTRO
40 TFSI quattro advanced
- 動力
- 2.0L・204PS / 320Nm
- 駆動
- quattro(4WD)
30 TFSIからの違いは装備差より先にパワートレインと駆動方式です。Sportbackは全高1,450mm、Sedanは1,425mmで、同じ40 TFSI quattroのS lineより15mm高いボディ寸法。四輪駆動を優先しつつ、advancedの外観で選べます。
quattroを軸にadvancedを選びたい人にQUATTRO / S line
40 TFSI quattro S line
- 動力
- 2.0L・204PS / 320Nm
- 車高
- Sportback 1,435mm / Sedan 1,410mm
204PSの2.0Lとquattroを保ったままS lineを組み合わせる現行上位構成です。全高はadvancedより15mm低い設定。40 TFSIの動力系を前提に、S lineエクステリアまで含めて選びたい場合の比較対象です。
2.0L quattroとS lineを同時に求める人に中古車には発売初期の30 TFSIベースグレードもあります。2023年のnew urban style/Signature Edition、2024年の1st editionなど、装備を追加した仕様も複数存在。通常グレードと特別仕様車では成り立ちが違うため、比較対象は「30 TFSI」だけでなく車名末尾までそろえます。
4代目A3(8Y)の主要スペック
代表例として現行A3 Sportback 30 TFSI advancedを基準にまとめます。SportbackとSedan、advancedとS lineでは全長・全高が異なり、40 TFSI quattroは排気量と駆動方式も変わります。
A3 Sportback 30 TFSI advancedの代表スペック
現行30 TFSIは2024年改良後の1.5L仕様です。初期型30 TFSIは1.0L。中古車では同じグレード名でも、この表とパワートレインが一致しない車両があります。
| 項目 | A3 Sportback 30 TFSI advanced |
|---|---|
| ボディ | 5ドア Sportback |
| 駆動方式 | FWD |
| 全長 × 全幅 × 全高 | 4,355 × 1,815 × 1,450 mm |
| ホイールベース | 2,635 mm |
| エンジン | 1.5L 直列4気筒 TFSI |
| 総排気量 | 1,497 cc |
| 最高出力 | 85 kW(116 PS)/ 5,000–6,000 rpm |
| 最大トルク | 220 Nm / 1,500–3,000 rpm |
| 電動化 | 48Vマイルドハイブリッド |
| トランスミッション | 7速Sトロニック |
| 現行40 TFSIとの違い | 40 TFSIは1,984cc・204PS・320Nm・quattro |
| S lineとの寸法差 | Sportback S lineは全高1,435mm |
数値はAudi Japanが公開している現行日本仕様の代表値です。ボディ、グレード、改良前後で異なるため、購入対象車は該当年式の諸元と合わせて確認してください。
4代目A3(8Y)はどう変わってきた?
8Yは2024年末の大幅改良を境に30 TFSIのパワートレインが変わります。その後、2025年秋に安全装備更新と改良後40 TFSI quattroの再設定が続きました。通常グレードの改良と限定車の追加を分けて追うと、8Yの時系列が混ざりません。
- 4代目A3を日本発売
Sportback/Sedanをフルモデルチェンジ。30 TFSIは1.0L・110PS/200Nmの48V MHEV+7速Sトロニック+FWDで、ベース、advanced、S lineを展開。10.1インチのタッチ式MMIやMIB3を採用し、8Yのデジタル化を印象づける出発点です。
- new urban styleを設定
30 TFSI advancedをベースにした限定車です。リサイクル素材の専用シート、17インチホイール、コンビニエンス&アシスタンスパッケージ、ナビゲーションパッケージ、サラウンドビューカメラを組み合わせています。設定台数はSportback 500台、Sedan 250台で、通常advancedとは装備構成が異なります。
- Signature Editionを追加
advancedをベースにブラックスタイリング、18インチホイール、コンビニエンス&アシスタンスパッケージなどを組み合わせた特別仕様車。1.0Lの初期30 TFSI世代に属しながら、外観と運転支援装備をまとめて充実させた仕様です。
- 大幅改良で1.5Lへ切り替え
30 TFSIを1.0Lから1.5L直列4気筒へ変更し、116PS・220Nmに更新。フレームレスのシングルフレーム、選択式デジタルデイタイムランニングライト、標準化されたバーチャルコックピットなど、パワートレインとデザイン・操作系が同時に刷新。この改良を境に30 TFSIのエンジンと内外装の前提が変わるため、8Y中古車を分ける大きな節目です。
- 安全支援とスマートフォン連携を更新
A3 Sportback/Sedan全モデルへフロントクロストラフィックアシスト、スワーブアシスト、ターンアシストを追加し、A3にはスマートフォンインターフェースも標準化。2024年改良後の1.5L車でも、2025年秋を境に装備条件がさらに変わります。
- 40 TFSI quattroを再設定
2.0L・204PS/320Nmとquattroを組み合わせた40 TFSI quattroをSportback/Sedanへ追加。advancedとS lineの両方が設定され、30 TFSIのFWDとは駆動方式と出力の両面で明確に差別化されています。
- Sportback urban style editionを500台限定で設定
1.5Lの30 TFSI advancedをベースに、スポーツシート、マトリクスLEDヘッドライト、ナビゲーション、コンビニエンス&アシスタンス装備を標準化した限定車。改良後30 TFSIの中でも装備内容をまとめて持つSportbackとして見分けやすい仕様です。
- edition S line plusをSportback/Sedanに設定
30 TFSI S lineをベースにした限定車です。ダークAudi rings&ブラックスタイリング、18インチホイール、レッドステッチ入りS lineシート、ナビゲーション/アシスタンス装備などを標準化。設定台数はSportback 200台、Sedan 50台で、通常S lineとは装備内容が分かれます。
8Yでは同じ「30 TFSI」でも2024年12月前後で排気量が異なります。初度登録年だけでなく、1.0Lか1.5Lか、特別仕様車名が付くかまでそろえて比較すると履歴を誤認しにくくなります。
4代目A3(8Y)を動画でも見てみよう
動画を見るときは、撮影車が2024年改良前の1.0Lか、改良後の1.5Lかを先に確認すると内容を取り違えにくくなります。40 TFSI quattroは2025年10月追加なので、同じ8Yでも走行レビューの前提が大きく異なります。
4代目A3(8Y)を選ぶ4つの理由
SportbackとSedanを同じ世代・動力で選べる
現行では30 TFSIと40 TFSI quattroのどちらもSportback/Sedanを用意。荷室の開口部を使いやすい5ドアか、独立したトランクを持つ4ドアかを、パワートレインを変えずに比較できるのが利点です。
2024年改良で30 TFSIが1.5Lへ進化
初期の1.0L・110PS/200Nmから、1.5L・116PS/220Nmへ変更。単なる年次装備変更ではなくエンジンそのものが変わるため、8Yでは2024年改良前後を別仕様として見た方が実態に合います。
デジタル灯火とコックピットの更新が世代後半で明確
2024年改良では最大4種類のシグネチャーを選べるデジタルデイタイムランニングライトを導入し、バーチャルコックピットも標準装備化。改良後を選ぶ理由が外観だけに留まりません。
30 TFSIと40 TFSI quattroで用途を分けやすい
現行30 TFSIは1.5L MHEV+FWD、40 TFSIは2.0L・204PS/320Nm+quattro。出力と駆動方式が同時に変わるため、FWDの30 TFSIとquattroの40 TFSIを仕様面で明確に分けて比較できます。
4代目A3(8Y)は、こんな人に合いそう
買う前に、ここだけは見ておきたい
8Yでは、同じ車名のままパワートレインと安全装備が途中で変わっています。見た目や登録年だけでは仕様を切り分けきれません。次の4点を先にそろえると、新車・中古車の比較条件がそろいます。
4代目A3(8Y)を中古車で探すなら
中古の8Yは「A3 30 TFSI」という表示だけでは仕様を十分に判別できません。まず改良時期とエンジンを確認し、40 TFSIなら駆動方式と出力も分けます。さらに特別仕様車名までそろえると、同じA3 8Yの中でも仕様差がはっきりします。
2024年12月前後で30 TFSIを分ける
初期型は1.0L直3、改良後は1.5L直4です。登録年だけでは境目が読み取りにくい個体もあります。車両情報に記載された排気量と出力が、改良前後を判別する直接の手掛かりです。
40 TFSI quattroは前期190PSと改良後204PSを分ける
8Yの40 TFSI quattroは発売初期にも190PS・320Nm仕様があり、2025年10月に改良後ラインアップへ加わったモデルは204PS・320Nmです。同じ40 TFSI quattroでも出力が同一ではないため、年式と最高出力を組み合わせて見分けます。
advancedとS lineは全高と外装の違いも見る
現行ではSportback/SedanともS lineの全高がadvancedより15mm低く、S lineエクステリアも選択軸の一つです。掲載写真だけで断定せず、グレード名と車両寸法、実車装備をそろえて候補を比べます。
限定・特別仕様車は専用装備を一つずつ照合する
2023年のnew urban styleやSignature Edition、2025年urban style edition、2026年edition S line plusは、通常車と装備の組み合わせが異なります。差が出るのはシート、ホイール、灯火、運転支援など。車名だけでなく専用装備まで照合すると、その個体が特別仕様車としてどこに価値を置いた仕様なのかが分かります。
8Y中古車は、この4点を先にそろえる
- 30 TFSIが1.0Lか1.5Lか
- 40 TFSI quattroの年式と204PS仕様
- advanced / S lineの違い
- 特別仕様車名と専用装備
8Yでは30 TFSIの1.0L/1.5L、40 TFSI quattroの前期/改良後、通常グレード/特別仕様車を分けてから候補を並べると、世代内の仕様差を取り違えにくくなります。
NEXT STEP
気になる1台を見つけて、カーライフをもっと楽しもう。
この世代が自分に合いそうだと感じたら、実際の車両や今のクルマの査定額も見てみましょう。
公式情報で最終確認
4代目A3は2021年の発売後、パワートレイン、灯火、運転支援、グレード構成が段階的に変わっているため、対象年式のAudi Japan公式情報と発表資料を照合してください。
- Audi A3 Sportback 公式ページ
- Audi A3 Sedan 公式ページ
- 2021年4月21日 新型Audi A3シリーズを発売
- 2023年4月17日 new urban style発表
- 2023年12月5日 Signature Edition発表
- 2024年12月12日 Audi A3シリーズを大幅アップデート
- 2025年9月25日 Audi A3 Sportback/Sedan 一部仕様アップデート
- 2025年10月21日 40 TFSI quattro導入
- 2025年12月9日 urban style edition発表
- 2026年4月14日 edition S line plus発表
