【音声配信】トヨタ プリウス(5代目)の概要
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トヨタプリウス(5代目:60型)の概要
「Hybrid Reborn」をコンセプトに、トヨタプリウス(5代目:60型)は感性に訴えるデザインとスポーティな走りを実現。低重心のクーペ風シルエット、進化した第5世代ハイブリッドによる力強い加速と優れた燃費、そして最新の安全装備が主な特徴。運転する楽しさを追求した一台です。
トヨタプリウス(5代目:60型)の主要諸元
(記事作成年月:2025年5月 / 代表モデル:2.0L HEV Zグレード 2WD)
項目 | 2.0L HEV Zグレード 2WD |
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駆動方式 | 2WD (FF) |
全長 (mm) | 4,600 |
全幅 (mm) | 1,780 |
全高 (mm) | 1,430 |
ホイールベース (mm) | 2,750 |
車両重量 (kg) | 1,400 |
乗車定員 (名) | 5 |
エンジン型式 | M20A-FXS |
総排気量 (L) | 1.986 |
エンジン最高出力 (kW[PS]/rpm) | 112[152]/6,000 |
エンジン最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm) | 188[19.2]/4,400-5,200 |
フロントモーター型式 | 1VM |
フロントモーター最高出力 (kW[PS]) | 83[113] |
フロントモーター最大トルク (N・m[kgf・m]) | 206[21.0] |
システム最高出力 (kW[PS]) | 144[196] |
バッテリー種類 | リチウムイオン電池 |
燃費 (WLTCモード km/L) | 28.6 |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
タイヤサイズ | 195/50R19 |
車両本体価格 (消費税込み 円) | 3,700,000 |
※上記は代表的なグレード「2.0L HEV Zグレード 2WD」の諸元であり、2025年5月現在の情報に基づいています。オプションや改良などにより数値は異なる場合があります。
※車両本体価格はメーカー希望小売価格(消費税込み)の一例であり、リサイクル料金は含まれません。実際の販売価格については販売店にお問い合わせください。
※燃費は定められた試験条件のもとでの値です。使用環境や運転方法に応じて数値は異なります。
トヨタプリウス(5代目:60型)の主な変更履歴
- 2023年1月:ハイブリッド(HEV)モデルを発売。第5世代ハイブリッドシステムを搭載し、2.0Lと1.8Lの2つのパワートレインを設定。デザインを一新し、よりスポーティな内外装と進化した走行性能を実現しました。
- 2023年3月:プラグインハイブリッド(PHEV)モデルを発売。2.0L PHEVシステムを新開発し、EVとしての航続距離を大幅に向上させるとともに、システム最高出力164kW(223PS)という卓越した動力性能を達成しました。
- 2023年12月:初の一部改良を実施。主な変更点として、KINTO Unlimited専用Uグレードのディスプレイオーディオおよび安全装備の機能向上、HEV全車への「デジタルキー」標準装備化、Zグレードへの「運転席シートポジションメモリー」および「合成皮革巻きステアリングホイール」標準装備、Gグレードへの「運転席8ウェイパワースポーティシート」標準装備、Xグレード(1.8L車)への「バックモニター」標準装備などが行われました。
- 2024年~現在(2025年5月):上記一部改良以降、現時点までに大規模なマイナーチェンジ(フェイスリフトやパワートレインの大幅刷新など)は発表されていません。ただし、Toyota Safety Senseやマルチメディアシステムに関するソフトウェアアップデート、年度更新に伴うボディカラーの追加・廃止や一部装備の仕様変更などが適宜行われている可能性があります。
※上記は主な変更点です。車両の仕様や装備は、生産時期、グレード、オプション選択によって異なる場合があります。最新かつ詳細な情報については、常にトヨタ公式サイトまたは正規販売店にご確認ください。
トヨタプリウス(5代目:60型)のレビュー動画
トヨタプリウス(5代目:60型)の実際の走行の様子や内外装の細部などを確認できるレビュー動画をご紹介します。様々な視点からのインプレッションは、購入を検討する上で大変参考になります。
新型プリウスの目を引くエクステリアと質感が向上したインテリアを紹介。走行性能や乗り心地についても触れ、車の全体像を掴むのに役立ちます。
第5世代ハイブリッドシステムの性能や、実際のドライブでの燃費効率をチェック。先進安全装備の動作や使い勝手など、具体的な機能面に焦点を当てています。
日常での使い勝手、例えば後部座席の広さやラゲッジスペース、運転席からの視界などをユーザー目線で解説。細かな部分の使い心地が分かります。
これらの動画は、車両の雰囲気や専門家の評価を具体的に知る上で役立ちますが、個人の感想や特定の条件下での評価も含まれるため、あくまで参考情報の一つとして捉え、様々な情報を比較検討することをおすすめします。
トヨタプリウス(5代目:60型)のオススメポイント
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一新されたエモーショナルなデザイン:
従来のイメージを大きく変える、低重心で流麗なクーペのようなシルエットが目を引きます。スポーティさと先進性を兼ね備えたエクステリアは、見る人を魅了し、所有する満足感を高めてくれるでしょう。
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「虜にする走り」を追求した走行性能:
第5世代ハイブリッドシステムと第2世代TNGAプラットフォームの組み合わせにより、優れた燃費性能を維持しつつ、ダイレクトで応答性の高い加速感と軽快なハンドリングを実現。運転する楽しさを実感できる一台に仕上がっています。
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クラストップレベルの燃費とPHEVの強力なEV性能:
HEVモデルは、2.0L、1.8Lともにクラストップレベルの低燃費を達成。PHEVモデルでは、日常生活の大部分をカバーできるEV航続距離と力強いモーター走行が可能で、経済性と環境性能、そして走りの楽しさを高い次元でバランスさせています。
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最新世代の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」:
検知範囲が拡大され、機能が向上した最新の「トヨタセーフティセンス」を全車に標準装備。多様な運転シーンで危険を早期に察知し、ドライバーを高度にサポート。より安心して運転に集中できる環境が提供されます。
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先進的で使いやすい上質なインテリア:
ドライバーを中心に考えられたコックピットデザインは、視認性に優れた大型ディスプレイや直感的に操作できるスイッチ類を配置。素材の質感も向上し、先進的でありながらも快適で居心地の良い室内空間となっています。
トヨタプリウス(5代目:60型)を購入する前に知っておきたい注意点・懸念点
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後席の頭上空間と乗降性:
流麗なクーペ風デザインを採用した影響で、後席の頭上空間は身長の高い方にはやや圧迫感があるかもしれません。また、ドアの開口部の形状から、乗降時に少し頭をかがめる必要性を感じる場合も。ファミリーでの利用や後席に人を乗せる機会が多い場合は、実車で確認することをおすすめします。
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ラゲッジスペースの容量と形状:
デザイン性を優先したパッケージングのため、荷室の絶対的な容量は、より実用性を重視した車種と比較すると若干控えめです。特にPHEVモデルは、駆動用バッテリーの搭載位置関係で荷室床面がHEVモデルより少し高くなります。積載性を重視する場合は、実際に荷物を積んでみるなどして確認が必要です。
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従来モデルからの車両価格の上昇:
内外装の質感向上、先進技術の採用、そして第5世代ハイブリッドシステムの搭載などにより、車両本体価格は従来のプリウスのイメージよりも高めの設定となっています。特に上位グレードやPHEVモデルを選択する場合、予算とのバランスを慎重に検討する必要があります。
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特徴的なデザインに伴う一部視界の確認:
スタイリッシュなエクステリア、特に傾斜の強いAピラーやリアウィンドウのデザイン、またCピラーの形状により、一部の運転シーンで視界がやや限定的と感じるかもしれません。バックモニターやブラインドスポットモニターといった運転支援機能を活用しつつ、試乗時にしっかりと視界を確認しておくと安心です。
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人気による納期の長期化傾向(2025年5月現在):
発売以来、非常に高い人気が続いており、半導体供給の影響なども絡み、選択するグレードやボディカラー、オプションによっては納期が長期化している状況が見られます。最新の正確な納期については、契約前に必ず販売店へ確認することが重要です。
トヨタプリウス(5代目:60型)の購入を検討している人のレビュー
(20代後半・男性・主に都市部での通勤、週末のドライブ)
今までのプリウスとは全然違う未来的なデザインに一目惚れです。特にPHEVモデルのEV走行性能と加速力に期待しています。内装の大型ディスプレイや先進機能も魅力的。ただ、車両価格と実際の電費や燃費がどうか、試乗してじっくり確かめたいポイントです。
(30代・女性・家族の送迎、買い物)
子供もいるので、やはり最新の安全性能は外せないポイント。新型プリウスはその点が充実していると聞いて安心しています。あとは後席の広さやチャイルドシートの乗せ降ろしやすさ、荷室の使い勝手が気になるところ。燃費の良さも家計に優しそうで期待しています。
(40代・男性・長距離通勤)
毎日の通勤距離が長いので、とにかく燃費を最重視しています。新型プリウスのカタログ燃費は素晴らしいですが、実際の道路状況でどれほどの数値が出るのか非常に興味があります。HEVの1.8Lと2.0Lで実燃費にどれだけ差が出るのか、またPHEVの経済性もシミュレーションして比較検討中です。
(50代・夫婦・日常の足、週末の旅行)
子供も独立したので、これからは夫婦二人で快適に乗れる上質な車を探しています。新型プリウスは内装の質感がかなり向上したと聞いているので期待大です。静粛性や乗り心地、長距離運転での疲労度などを試乗で確かめたい。デザインも若々しくて好印象です。
(60代・男性・プリウスからの買い替え検討)
長年プリウスを乗り継いできましたが、今回のフルモデルチェンジは特にデザインが大きく変わったので大変興味を持っています。これまでのプリウスの信頼性や経済性を引き継ぎつつ、走りの質がどれだけ進化したのかが一番の関心事。新しい機能や操作系にもスムーズに慣れるか試してみたいですね。
トヨタプリウス(5代目:60型)の購入者レビュー
(30代・男性・通勤、レジャー・HEV Zグレード 2WD購入)
外観に一目惚れしてZグレードを購入。街中でも視線を感じることが多く、所有欲が満たされます。2.0Lの加速は十分で、特に高速道路での合流が非常に楽になりました。燃費は平均で23km/L前後です。内装の質感も高く満足していますが、後席の頭上はやはり少しタイトに感じます。デジタルインナーミラーは付けて正解でした。
(40代・女性・主に近距離EV走行、週末遠出・PHEV Zグレード購入)
PHEVのZグレードで念願のEVライフを満喫中です。普段の買い物や送迎はほぼ電気だけで済むので、ガソリン代が本当に減りました。モーター走行の静かさと想像以上の力強さには感動しています。自宅での充電も思ったより手軽です。補助金も活用できたので、実質的な購入価格も抑えられました。荷室の狭さは少し気になりますが、総合的には大満足です。
(40代・男性・家族での利用、長距離移動も・HEV Gグレード E-Four購入)
GグレードのE-Fourを選びました。雪国なのでAWDの安心感が決め手です。家族4人での乗車も特に問題なく、長距離ドライブも静かで快適だと家族にも好評です。燃費は平均して20km/L前後と、このサイズと性能なら十分満足。後席のUSBポートは子供たちが喜んでいます。収納スペースはもう少し工夫が欲しいと感じることもあります。
(20代・女性・初めてのマイカー・HEV Uグレード KINTO契約)
初めてのマイカーなので、保険やメンテナンス費用が含まれるKINTOでUグレードを選びました。月々の支払いが一定なのは安心です。1.8Lエンジンですが、主に街乗りなのでパワーに不満はありません。何よりこのスタイリッシュなデザインが最高!スマホが車のキーになるデジタルキーも便利で気に入っています。
(60代・夫婦・日常の足、旅行・HEV Zグレード購入)
長年乗った大きなセダンからZグレードに乗り換えました。取り回しが格段に楽になり、燃費も半分以下になって驚いています。先進の安全装備も充実していて、安心して運転できるのが良いですね。内装も上質で満足しています。トップマウントメーターは最初少し戸惑いましたが、すぐに慣れてむしろ見やすいと感じています。
トヨタプリウス(5代目:60型)の新車購入ガイド
トヨタプリウス(5代目:60型)の新車購入をスムーズに進めるための基本的な流れと、特に注意しておきたいポイントをまとめました。事前の準備と情報収集が、満足のいくクルマ選びにつながります。
1. 新車購入の基本的な流れ
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情報収集と予算計画:
- プリウスのグレード(HEV/PHEV、2.0L/1.8L、Z/G/U/Xなど)、標準装備、メーカーオプションについて、カタログや公式サイト、試乗レビュー記事などで詳細な情報を集めます。
- 自身のライフスタイルや主な使用用途(例:毎日の通勤距離、家族構成、週末の利用シーン、充電環境の有無など)を明確にし、最適なモデルやグレードを絞り込んでいきます。
- 車両本体価格のほか、必要なオプション費用、自動車税(種別割)、環境性能割、自動車重量税、自賠責保険料、リサイクル料金、登録諸費用などを含めた総支払額を把握し、具体的な予算を立てます。ローンを利用する場合は、月々の支払額や金利もシミュレーションしておきましょう。
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販売店の選定と訪問(試乗予約):
- お近くのトヨタ正規販売店や、以前からお付き合いのある販売店を選びます。複数の販売店で見積もりを取ることも有効な手段です。
- 訪問前に電話やオンラインで試乗の予約をすることをおすすめします。その際、希望するグレードやパワートレイン(HEV/PHEV)を伝えておくと、当日の試乗がスムーズに進みます。
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試乗と比較検討:
- 実際に試乗して、加速感、ハンドリング、乗り心地、静粛性、運転席からの視界、各種操作系の使いやすさなどを体感します。特にプリウス(5代目:60型)特有のポイント(後席の広さ、ラゲッジスペースなど)は念入りに確認しましょう。
- 内外装のデザインや質感、シートの座り心地、装備の実際の使い勝手なども細かくチェックします。
- もし他の候補車種も検討している場合は、同様に試乗して比較検討し、自身の優先順位と照らし合わせます。
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見積もり取得と商談:
- 希望するグレード、メーカーオプション、ディーラーオプション、ボディカラーなどを具体的に伝え、正式な見積もり書を作成してもらいます。
- 見積もり内容を詳細に確認し、不明な点は遠慮なく質問しましょう。車両本体からの値引き、オプションのサービス、下取り車がある場合はその査定額などについて、納得いくまで商談を行います。購入時期やキャンペーンによって条件が変動することもあります。
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契約手続き:
- 最終的な見積もり内容、支払い条件、登録時期、納車予定日などにすべて納得できたら、売買契約を結びます。契約書は重要な書類ですので、内容を隅々までしっかりと確認し、理解した上で署名・捺印しましょう。
- 契約時には申込金(手付金として車両価格の一部)が必要になる場合があります。
- 契約に必要な書類(印鑑証明書、実印、委任状など)を事前に準備しておくとスムーズです。
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納車までの準備:
- 自動車保険(任意保険)の加入または現在加入中の保険の車両入替手続きを行います。納車日までに手続きを完了させておく必要があります。
- 車庫証明書(自動車保管場所証明書)の申請手続きを進めます。通常は販売店が代行してくれますが、自身で行うことも可能です。
- PHEVモデルを選択した場合は、必要に応じて自宅の充電設備工事の手配や確認を行います。
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納車:
- 指定された日時に販売店で車両を受け取ります。注文したグレード、オプション、ボディカラーなどが契約内容と相違ないか、車両に傷や汚れがないかなどを、販売店の担当者と一緒に念入りに最終確認します。
- 車両の基本的な操作方法やメンテナンスについて説明を受け、車検証、保証書、取扱説明書、スペアキーなどの重要な書類や付属品を確実に受け取ります。
- 残金の支払い(またはローンの本申し込み手続きの完了)を確認して、納車完了となります。
2. トヨタプリウス(5代目:60型)購入時の主なチェックポイント
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グレード・パワートレインの選択:
- HEVかPHEVか: 日常の走行距離(特にEV走行でカバーしたい範囲)、自宅や職場での充電環境の有無、初期費用とランニングコストのバランス、求める動力性能(PHEVはよりパワフル)を総合的に考慮して選択しましょう。PHEVは各種補助金の対象になる場合があります。
- エンジンタイプ(HEV): 2.0Lモデルは動力性能を重視する方に、1.8Lモデル(Xグレード、Uグレードに設定)は燃費性能と車両価格のバランスを重視する方に適しています。
- グレード(Z/G/U/X): 上位グレードになるほど内外装の質感や快適装備、先進機能が充実します。KINTO Unlimited専用プランで提供されるUグレードも、月額費用に諸経費が含まれるため、支払い計画によっては魅力的な選択肢です。必要な装備と予算をしっかりと比較検討しましょう。
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メーカーオプションの選択:
- パノラマルーフ、カラーヘッドアップディスプレイ、デジタルインナーミラー、パノラミックビューモニター+パーキングサポートブレーキ、ITS Connectなどは工場装着オプションのため、車両注文後の追加はできません。後悔のないよう、必要なものは契約時に必ず選択しましょう。
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ボディカラーと内装色:
- リセールバリューを考慮するなら、ホワイトパールクリスタルシャインやブラックなどの定番色が有利な傾向にありますが、新型プリウスは個性的なアッシュやマスタードといったカラーも設定されています。自身の好みと、汚れの目立ちにくさ、内装色とのコーディネートも考慮して選びましょう。
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納期(2025年5月現在):
- 依然として人気が高く、半導体供給の影響なども残るため、選択するグレード、ボディカラー、PHEV/HEVによって納期に大きな差が出ている状況です。数ヶ月から1年以上かかる場合も想定されるため、契約前に必ず販売店で最新の納期見込みを確認し、自身のスケジュールと照らし合わせましょう。
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補助金・減税制度の確認と活用:
- エコカー減税(自動車重量税の減免)や環境性能割(自動車取得時の税金)の優遇措置が受けられます。特にPHEVモデルは、国からのCEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)の対象となり、自治体によっては独自の購入補助制度を設けている場合もあります。事前に利用できる制度を確認し、申請手続きや期限を忘れずに行いましょう。
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試乗時の特有チェックポイント:
- 後席ヘッドクリアランス(特に身長の高い方)。
- ラゲッジスペースの実際の広さと床面の高さ(特にPHEVモデル)。
- トップマウントメーターの視認性(自身のドライビングポジションで確認)。
- AピラーやCピラー周辺、リアウィンドウからの斜め後方視界。
- 走行モード(エコ、ノーマル、パワー)によるフィーリングの違い。
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支払い方法の検討:
- 現金一括払いのほか、トヨタファイナンスをはじめとする各種自動車ローン、据え置き額を設定して月々の支払いを抑える残価設定型クレジット、税金や保険、メンテナンス費用まで含めた月額定額サービスのKINTOなど、多様な支払い方法があります。それぞれのメリット・デメリット、金利、総支払額などを比較し、自身のライフプランや資金計画に最も適した方法を選びましょう。
トヨタプリウス(5代目:60型)の中古車購入ガイド
2023年に登場したトヨタプリウス(5代目:60型)は、先進的なデザインと性能で新車市場でも人気ですが、2025年5月現在、中古車市場にも徐々に良質な車両が出始めています。中古車でプリウス(5代目:60型)の購入を検討する際の基本的な流れと、特に注意したいポイントを解説します。
1. 中古車購入の基本的な流れ
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情報収集と予算・希望条件の設定:
- 希望するグレード(HEV/PHEV、Z/G/U/Xなど)、年式、走行距離、ボディカラー、必須としたい装備などを具体的にリストアップします。
- 中古車情報サイト(カーセンサー、グーネットなど)や販売店のウェブサイトで、希望条件に合う車両の在庫状況と価格相場を調査します。
- 車両本体価格に加えて、諸費用(自動車税(種別割・環境性能割)、自動車重量税(該当する場合)、自賠責保険料未経過相当額、登録費用、納車費用、販売店手数料など)を含めた総支払額で予算を設定します。
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車両検索と販売店の選定:
- 条件に合う車両が見つかったら、その車両を扱っている販売店を選びます。トヨタ正規ディーラーが運営する「トヨタ認定中古車」は、一定の品質基準を満たした車両が多く、保証も充実しているため安心感が高い選択肢です。
- その他、大手中古車販売チェーンや、特定の車種に強い専門店なども候補となります。販売店の評判や保証内容、アフターサービスなども比較検討しましょう。
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実車確認と試乗:
- 気になる車両が見つかったら、販売店に連絡を取り、実車確認のアポイントを入れます。
- 車両の状態を細かくチェックします。外装の傷や凹み、塗装の状態、タイヤの摩耗具合(製造年も確認)、内装の汚れや破れ、シートのへたり、装備品(ナビ、エアコン、パワーウィンドウなど)の動作確認を行います。
- 修復歴の有無、水没歴の有無は必ず販売店に確認し、可能であれば車両状態評価書(鑑定書)なども見せてもらいましょう。
- 可能であれば必ず試乗し、エンジンやハイブリッドシステムの調子(異音、異常な振動、警告灯の点灯がないか)、加速・減速のスムーズさ、ブレーキの効き具合、足回りからの異音などを確認します。
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見積もり取得と条件交渉:
- 車両本体価格、諸費用(内訳を明確にしてもらう)、保証の有無と内容、納車までの期間などを明記した見積もり書を取得します。
- 価格交渉の余地があるか、また、不要なオプションやサービスが含まれていないか確認します。
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契約手続き:
- すべての条件(車両状態、価格、保証、納車時期など)に納得できたら契約を結びます。契約書の内容は非常に重要ですので、細部までしっかりと読み、理解した上で署名・捺印しましょう。不明な点は必ず質問してください。
- 契約時には手付金が必要な場合があります。
- 必要書類(住民票、印鑑証明書、実印など)を準備します。
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納車までの準備:
- 自動車保険(任意保険)の加入または現在加入中の保険の車両入替手続きを行います。納車日までに手続きを完了させておく必要があります。
- 名義変更や車庫証明の手続きは、通常、販売店が代行してくれますが、その費用が見積もりに含まれているか確認しましょう。
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納車:
- 車両を受け取る際には、契約時の状態と相違ないか、清掃状態、注文した付属品が揃っているかなどを再度確認します。
- 車両の操作方法や保証内容について改めて説明を受け、車検証、保証書、整備手帳(メンテナンスノート)、取扱説明書、スペアキーなどを受け取ります。
2. トヨタプリウス(5代目:60型)中古車購入時の主なチェックポイント
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年式と走行距離のバランス:
- 5代目プリウスはまだ比較的新しいモデルが中心ですが、年式に対して走行距離が極端に多い車両は、部品の消耗が進んでいる可能性があるため注意が必要です。価格とのバランスをよく見極めましょう。
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グレードと装備の確認:
- 希望するグレード(HEV/PHEV、2.0L/1.8L、Z/G/U/X)であるか、必要なメーカーオプション(パノラマルーフ、先進安全装備のパッケージなど、後付けできないものが多い)が装備されているか、新車時の情報を元にしっかり確認します。Uグレードの場合はKINTOからのリースアップ車両である可能性が高いです。
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車両状態の徹底チェック:
- 修復歴・冠水歴: 最も重要なチェックポイントです。必ず確認し、疑わしい場合は購入を見送るか、第三者の専門家に見てもらうことを検討しましょう。
- 内外装のコンディション: 大きな傷や凹みだけでなく、細かな擦り傷、塗装の色あせや剥がれ、シートのシミや破れ、内張りの傷、不快な臭い(タバコ臭、ペット臭など)がないか確認します。
- タイヤの状態:残り溝だけでなく、製造年週(ゴムの硬化が進んでいる可能性があるため)、ひび割れの有無も確認。交換時期が近い場合は、その費用も考慮に入れましょう。
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ハイブリッドシステムの状態(特に重要):
- 駆動用バッテリーの健康状態について、販売店に診断結果などの情報提供を求められるか確認しましょう。トヨタ認定中古車であれば、「ハイブリッド保証」が付帯している場合が多く、バッテリーの保証期間も確認できます。
- 試乗時には、ハイブリッドシステム特有の警告灯が点灯していないか、モーターからエンジンへの切り替わりがスムーズか、異音や異常な振動がないかなどを注意深く確認します。
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PHEVモデル特有の確認点:
- 充電ケーブルや充電リッド(蓋)の状態、充電が正常に行えるか(可能であれば確認)。
- 駆動用バッテリーの保証期間や、劣化に関する情報(走行可能なEV距離の目安など)があれば確認しておきましょう。
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保証の有無と内容:
- メーカーの新車保証(一般保証:通常3年または6万km、特別保証:通常5年または10万km。ハイブリッド部品はさらに長期の場合あり)が残っていれば、ディーラーでの保証継承手続きが可能か確認します。
- 販売店独自の保証が付いている場合は、保証期間、保証範囲(どの部品が対象か)、保証適用の条件、免責事項などを書面でしっかりと確認しましょう。
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メンテナンス履歴(整備記録簿):
- 過去にどのような点検や整備が、いつ、どこで行われたかを確認します。定期的な点検やメーカー推奨のオイル交換などが適切に実施されていれば、車両が良い状態で維持されている可能性が高いです。
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試乗時のチェックポイント(再掲):
- スムーズな発進・加速(モーターとエンジンの連携具合)。回生ブレーキのフィーリングに違和感がないか。
- 直進安定性、カーブでのステアリング操作に対する応答性、足回りからの異音やふらつきがないか。
- エアコン(冷暖房)、ナビゲーションシステム、オーディオ、パワーウィンドウ、ライト類など、電装品が一通り正常に作動するか。
中古車は一台一台コンディションが異なります。高年式であっても油断せず、焦らずに複数の車両を比較検討し、信頼できる販売店で納得のいく一台を見つけることが大切です。