BMW X5 5代目(G65)

BMW X5 5代目(G65)
QUICK GUIDE

まずはここだけ。5代目X5 G65を30秒で理解

5代目X5 G65は、従来のガソリン、ディーゼル、PHEVに加えて、X5初のBEV「iX5」を同じ世代へ加えたモデルです。BMW Japanは日本導入を2027年初頭予定と案内しており、2026年10月時点では最終的な日本仕様の確定前にあります。

世代・型式5代目・G65

BMW公式が第5世代として発表

日本導入2027年初頭予定

最終仕様・販売状況は変更の可能性あり

駆動技術5方式

内燃機関・PHEV・BEVに加え水素も計画

初のBEVBMW iX5

第6世代eDriveと800Vシステムを採用

ボディ全長4,994mm

ドイツ仕様の代表値、全幅2,000mm

デジタルPanoramic Vision

新世代の表示・操作系を採用

OVERVIEW

5代目X5 G65って、どんなクルマ?

G65で最も大きい変化は、X5の役割を内燃機関中心の大型SAVから「複数の駆動技術を同じ世代で選ぶモデル」へ広げたことです。BMWはガソリン、ディーゼル、PHEV、BEVを用意。さらに水素燃料電池車を後から加える計画です。

外観は縦方向を強調したキドニー・グリル、ダブルXをモチーフにしたヘッドライト、表面から見せないドア・ハンドルへ改められ、G05とは面の作り方から印象が異なります。

室内ではBMWパノラミック・ビジョン、フリーカット・デザインのセンター・ディスプレイ、オプションのパッセンジャー・スクリーンを組み合わせます。情報表示はフロントガラス下部まで拡張。単なる画面の大型化ではなく、コックピットの見せ方そのものを変えた世代交代です。

日本では2027年初頭の導入予定で、現時点では「どの駆動方式が日本へ入るか」と「国内仕様で何が標準になるか」を分けて待つ段階です。

POWERTRAIN

G65は動力方式そのものから選ぶ世代

ドイツ市場向け発表時には48Vマイルド・ハイブリッドのガソリンとディーゼルを設定。PHEVは50eとM60eの2種類で、さらに完全電気自動車iX5が加わります。日本仕様は未確定なので、ここでは各方式の違いを海外発表値で整理します。

X5 40 xDrive

3.0L直6ガソリン+48Vで従来型の使い方を残す

3.0L直列6気筒ガソリンと48Vマイルド・ハイブリッド、8速AT、xDriveを組み合わせ、294kW(400hp)・580N・mを発生するため、外部充電を前提にしないG65の基準としてPHEVやBEVと比較できます。

比較するときの軸

  • 外部充電を使わない運用か
  • 直列6気筒ガソリンを選びたいか
  • PHEVより広い荷室を優先するか
  • 日本導入時の設定有無を待てるか
X5 40d xDrive

3.0L直6ディーゼル+48Vで高トルクを重視

2,993cc直列6気筒ディーゼルに48Vシステムを組み合わせた230kW(313hp)・670N・mの仕様で、G05のディーゼルX5から給油中心の運用を継続したい場合の比較軸になります。

比較するときの軸

  • 長距離移動で給油中心の運用を続けるか
  • 670N・mのトルクを重視するか
  • ガソリン40 xDriveとの性格差を見るか
  • 国内導入モデルの確定を待つか
50e / M60e

PHEVは日常充電と高出力を両立する2系統

X5 50e xDriveはシステム360kW(489hp)・700N・m、M60e xDriveは450kW(612hp)・800N・m。ともに11kW充電へ対応し、ドイツ仕様のWLTP電気走行距離は50eが86〜102km、M60eが81〜98kmです。充電環境の有無に加え、50eとM60eでは性能側へどこまで振るかが分岐です。

比較するときの軸

  • 自宅や行動圏で充電できるか
  • 電気だけで走る距離を活かせるか
  • 50eとM60eの性能差が必要か
  • 荷室容量525〜1,680Lで足りるか
iX5 60 xDrive

800Vの第6世代eDriveでX5をBEVへ

iX5 60 xDriveは前後2モーターの電動xDriveで、最大出力425kW(578hp)、最大トルク805N・m。141kWhの高電圧バッテリーと最大460kW充電を組み合わせ、ドイツ仕様のWLTP航続距離は645〜845kmとされています。G65ではBEVが別系統の派生車ではなく、X5の主要な選択肢として並ぶ点が従来世代との決定的な違いです。

比較するときの軸

  • BEVとしてX5を選びたいか
  • 800V急速充電を活かせる環境か
  • 航続距離と充電時間を移動パターンに当てはめるか
  • 車重2,900kgの仕様差まで見るか
GRADE GUIDE

海外発表時の代表モデルを比べる

2026年7月のBMW公式プレスキットには5つの主要モデルバリエーションが掲載されています。これはドイツ市場向けの発表内容です。日本導入仕様とは異なる可能性があるため、国内グレードの確定表ではなくG65の構成を理解する代表モデルとして扱います。

48V GASOLINE

X5 40 xDrive

システム出力
294kW(400hp)
最大トルク
580N・m

3.0L直列6気筒ガソリン、48Vマイルド・ハイブリッド、8速AT、xDriveを組み合わせ、荷室655〜1,850Lを確保するため、外部充電を使わないG65の基準仕様としてPHEVとの差が読みやすいモデルです。

ガソリン直6を軸にG65を見たい人へ

48V DIESEL

X5 40d xDrive

システム出力
230kW(313hp)
最大トルク
670N・m

3.0L直列6気筒ディーゼルと48Vシステムを採用し、荷室は40 xDriveと同じ655〜1,850L、最大トルクは670N・mなので、ディーゼルを継続するかPHEVやBEVへ移るかを考える基準になります。

ディーゼルX5を継続して比較したい人へ

PHEV

X5 50e xDrive

システム出力
360kW(489hp)
EV走行距離
86〜102km(WLTP)

3.0L直6ガソリンと電気モーターで700N・mを発生し、11kW充電へ対応する一方、荷室は525〜1,680Lとなるため、充電を使える利点と荷室差を同時に見たいPHEVです。

日常充電を使うPHEVを中心に考える人へ

M PERFORMANCE PHEV

X5 M60e xDrive

システム出力
450kW(612hp)
最大トルク
800N・m

同じPHEVでも50eより出力を引き上げ、WLTP電気走行距離は81〜98km。日常の電動走行を残しながら性能側へ大きく振った構成で、50eとの差は単なる装備違いではありません。

PHEVでも高性能側を求める人へ

BEV

iX5 60 xDrive

バッテリー
141kWh(正味)
最大充電
460kW

第6世代eDrive、800V電気システム、前後モーターの電動xDriveを採用し、WLTP航続距離645〜845km、荷室655〜1,850Lという海外発表値を持つ、G65の中で最も運用条件が変わるモデルです。

X5を完全電気自動車として使いたい人へ

数値とモデル構成は2026年7月時点のドイツ市場向けプレスキットに基づく暫定情報です。BMW Japanも日本仕様が異なる可能性を明記しています。国内導入時は正式なモデル名・装備・諸元をあらためて照合してください。

SPECIFICATIONS

G65の主要スペックを海外発表値で確認

40 xDriveのドイツ仕様は全長4,994mm・全幅2,000mm・全高1,751mm、ホイールベース3,035mmで、日本仕様の最終値ではないものの、2m幅を前提に駐車環境を見ておく必要があります。

全長4,994mm
全幅2,000mm
全高1,751mm
ホイールベース3,035mm
荷室655〜1,850L
iX5バッテリー141kWh
iX5最大充電460kW
iX5航続距離645〜845km WLTP

主要5モデルの代表値

ボディ寸法は近くても、PHEVでは荷室が525〜1,680Lへ変わり、iX5では車両重量が2,900kgに達します。G65は外観だけでモデルを決めるより、動力方式がパッケージへ与える差まで合わせて読む方が実態に近い世代です。

項目 X5 40 xDrive X5 40d xDrive X5 50e xDrive X5 M60e xDrive iX5 60 xDrive
駆動方式 BMW xDrive BMW xDrive BMW xDrive BMW xDrive 電動BMW xDrive
パワートレイン 3.0L直6ガソリン+48V 3.0L直6ディーゼル+48V 3.0L直6ガソリン+PHEV 3.0L直6ガソリン+PHEV 前後2モーターBEV
システム最高出力 294kW(400hp) 230kW(313hp) 360kW(489hp) 450kW(612hp) 425kW(578hp)
最大トルク 580N・m 670N・m 700N・m 800N・m 805N・m
全長 4,994mm 4,994mm 4,994mm 4,998mm 4,994mm
全幅 2,000mm 2,000mm 2,000mm 2,000mm 2,000mm
全高 1,751mm 1,751mm 1,751mm 1,751mm 1,748mm
ホイールベース 3,035mm 3,035mm 3,035mm 3,035mm 3,035mm
荷室容量 655〜1,850L 655〜1,850L 525〜1,680L 525〜1,680L 655〜1,850L
車両重量 2,365kg 2,430kg 2,640kg 2,715kg 2,900kg
EV走行距離 — — 86〜102km 81〜98km 645〜845km
充電出力 — — 11kW 11kW 最大460kW

数値はすべて2026年7月時点のBMW AG発表・ドイツ市場向け暫定値で、日本導入車では仕様、装備、諸元が異なる可能性があります。

MODEL HISTORY

5代目X5 G65はどう登場する?

2026年10月時点では、日本発売後の改良履歴を語る段階ではありません。開発終盤の公開から世界初披露へ進み、現在は各市場への投入が始まる直前です。日本は2027年初頭の導入予定と案内されています。

  1. 最終テスト段階を公開

    BMWはスパルタンバーグ周辺で最終調整を進めるG65を公開。X5として初めて5種類の駆動技術へ展開する計画と、完全電気自動車iX5を明らかにしました。世代交代の中心が外観変更だけでなく、パワートレイン構成そのものにあることが先に示された時点です。

  2. 第5世代X5を世界初披露

    米国スパルタンバーグで新型X5を世界初披露し、iX5を米国で組み立てる初の完全電気BMWと位置づけ、内燃機関と電動車が同じG65世代で並ぶ構成を明確にしました。

  3. BMW JapanがG65のプレスキットを公開

    日本向けPressClubでも第5世代であることを明記。40 xDrive、40d xDrive、50e xDrive、M60e xDrive、iX5 60 xDriveの主要諸元が掲載されています。数値はドイツ仕様を基準としており、日本仕様と異なる可能性があります。

  4. 日本市場へ導入予定

    BMW Japanの先行ページではTHE NEW BMW X5を2027年初頭に導入予定と案内しています。現時点では最終仕様を固定していません。正式な国内ラインアップ、標準装備、最終諸元が出た段階で、日本での比較条件が揃います。

発売前のため国内正式発表でモデル構成や装備が変わる可能性があり、海外発表値と日本確定仕様は分けて読む必要があります。

SELECTED VIDEOS

5代目X5 G65を動画でも確認

発売前のG65は撮影市場によって見える装備が変わるため、動画ではモデル名と撮影市場を最初にそろえると誤解を減らせます。

  • 外観:ダブルXヘッドライト、縦型キドニー・グリル、フラッシュ処理されたドア周辺を見る
  • 室内:BMWパノラミック・ビジョンとセンター・ディスプレイの情報配置を確認する
  • 動力:40 xDrive、40d、50e、M60e、iX5を同じ条件の車として扱わない

日本導入前の動画には海外仕様やオプション装備車が含まれるため、装備の有無は国内正式発表後に照合してください。

内外装

CGオンエア

新型BMW X5が登場 デザインもテクノロジーもノイエクラッセに進化 ガソリン/ディーゼル/PHEV/EV/FCEVの5種類のパワーユニットを搭載予定 CG編集部の竹下元太郎がリポートします

試乗・レビュー

LE VOLANT web

【世界初公開】BMW 新型X5を最速・実車解説!注目の「5つのパワートレイン」とは?(解説:渡辺慎太郎)


GOOD POINTS

5代目X5 G65を選ぶ4つの理由

01

X5史上もっとも広い駆動方式から選べる

ガソリン、ディーゼル、PHEV、BEVを同一世代に用意し、水素燃料電池車も追加する計画で、X5という車格を保ったまま運用方法を大きく変えられる構成です。

02

iX5で第6世代eDriveと800V電気システムを採用

iX5 60 xDriveは141kWhバッテリーを搭載します。最大充電出力は460kW、WLTP航続距離は645〜845kmという海外発表値です。BEVでも荷室容量655〜1,850Lを確保する設計が示されています。

03

表示と操作系がNeue Klasse世代へ切り替わる

BMWパノラミック・ビジョン、BMW Operating System X、フリーカット・センター・ディスプレイを採用し、G05からG65への世代差を日常的に触れる情報表示の設計にも広げています。

04

2m幅の大型ボディを5名空間として作り直す

BMW Japanの先行紹介では乗員5名の室内として案内され、海外発表のホイールベースは3,035mm。G05の7人乗り仕様を必要としていた人には単純な後継ではなく、シート構成を改めて見直す世代です。

WHO IS IT FOR?

5代目X5 G65は、こんな人に合いそう

次のX5を2027年の日本導入まで待てる
ガソリン・ディーゼル・PHEV・BEVを同じ車格で比べたい
X5初の完全電気自動車iX5を候補にしたい
BMWパノラミック・ビジョンなど新世代UIを重視する
全幅2,000mm級のボディを駐車環境に収められる
正式な日本仕様が出てから最終判断するつもりがある
CHECK BEFORE BUYING

発売前のG65で、先に整理しておきたい4点

2026年10月現在、日本仕様は最終確定前です。G65は動力方式による差が大きく、正式発表を待つ項目と今でも判断できる生活条件を切り分けておくと比較の軸がぶれにくくなります。

01

日本へ入るモデルを海外ラインアップと分ける

BMWのプレスキットには40 xDrive、40d、50e、M60e、iX5 60 xDriveが掲載されていますが、すべてが同じ仕様で日本へ導入されるとは限りません。パワートレインを先に決め切るより、国内正式ラインアップが出た時点で候補を確定する方が誤差を減らせます。

02

全幅2,000mmを自宅と行動範囲へ当てはめる

ドイツ仕様の代表値は全幅2,000mmで、機械式駐車場や自宅車庫では数十mmの差でも条件が変わるため、G05からの買い替えでも新型の実寸を前提に取り回しを考える必要があります。

03

PHEVとBEVは荷室・充電環境まで一緒に決める

50eとM60eの荷室は525〜1,680L、40 xDrive/40dとiX5は655〜1,850Lという海外発表値です。充電環境と同時にPHEVで荷室が変わる点まで含めると、生活条件との相性を判断しやすくなります。

04

7人乗りが必要なら国内シート構成を待つ

BMW Japanの先行ページはG65の室内を5名乗車として紹介しています。G05には3列7人乗り仕様がありました。7席を使っている家庭では、正式日本仕様で3列目の設定があるかどうかが世代交代を左右します。

USED CAR GUIDE

G65が中古車市場に出た後は、ここを分けて見る

2026年10月時点では日本導入前です。中古車の相場や流通台数を前提にした説明はできません。ここでは将来探すときに混同しやすいG65固有の違いだけを先に整理します。

01

X5とiX5を同じ「G65」だけで括らない

同じ第5世代でもiX5は141kWhバッテリーと800Vシステムを持つBEVなので、車名、駆動方式、充電仕様を分けないとX5 40系やPHEVと比較条件そのものが揃いません。

02

海外仕様の並行車と日本正規仕様を見分ける

発売前から海外仕様の諸元と装備情報が多く公開されているため、国内仕様確定後はモデル名に加え、表示言語、運転支援、充電規格、標準装備が日本正規仕様と一致するかを見分ける意味が大きくなります。

03

PHEVは50eとM60eを別の仕様として扱う

50eは360kW・700N・m、M60eは450kW・800N・mと同じPHEVでも性能設定が異なるため、「X5 PHEV」とまとめず正式モデル名を起点に装備と諸元を追う必要があります。

04

初期導入車と後年の追加仕様を年式で切り分ける

G65は水素燃料電池車iX5 Hydrogenの追加も計画され、導入初期から全動力方式が揃うとは限りません。中古車流通後は初度登録年とモデル名を合わせ、どの時期のラインアップかを世代内比較の起点にします。

今は「中古車を探す世代」ではなく「日本仕様の確定を待つ世代」

G65の日本導入は2027年初頭予定で、国内発売後に正式グレードと仕様が確定した時点で中古車向けの確認項目も日本市場の実車に合わせる必要があります。

NEXT STEP

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この世代が自分に合いそうだと感じたら、実際の車両や今のクルマの査定額も見てみましょう。

SOURCES

公式情報・出典

G65は日本導入前のためBMW Japanの先行ページとBMW公式プレス資料を中心に構成しており、海外仕様の数値は日本仕様と異なる可能性があります。