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レクサス ES(7代目:XZ10型)ユーザー評価と動画レビューで徹底検証【購入検討者必見!】

投稿日:2025年6月18日| 最終更新日:2025年6月19日
メーカー:レクサス

【音声配信】レクサス ES(7代目)の概要

この記事の概要を音声で配信しています。

目次

  • レクサス ES(7代目:XZ10型)の概要
  • レクサス ES(7代目:XZ10型)の主要諸元
  • レクサス ES(7代目:XZ10型)の主な変更履歴
  • レクサス ES(7代目:XZ10型)のレビュー動画
  • レクサス ES(7代目:XZ10型)のオススメポイント
  • レクサス ES(7代目:XZ10型)を購入する前に知っておきたい注意点・懸念点
  • レクサス ES(7代目:XZ10型)の購入を検討している人のレビュー
  • レクサス ES(7代目:XZ10型)の購入者レビュー
  • レクサス ES(7代目:XZ10型)の新車購入ガイド
  • レクサス ES(7代目:XZ10型)の中古車購入ガイド

レクサス ES(7代目:XZ10型)の概要

レクサスESは、日本では「ウィンダム」として親しまれた系譜を持つ、レクサスブランドの中核を成すFF(前輪駆動)高級セダン。歴代モデルは一貫して、卓越した静粛性と快適な乗り心地、そして広々とした室内空間を追求。7代目で初めて日本市場に導入され、GA-Kプラットフォームによる上質な走りと、先進のハイブリッド技術で、新たなラグジュアリーの形を提案し続けています。

レクサス ES(7代目:XZ10型)の主要諸元

(記事作成年月:2025年6月 / 代表モデル:ES300h version L)

項目 ES300h version L
駆動方式 FF (前輪駆動)
型式 6AA-AXZH11 (代表例)
全長 (mm) 4,975
全幅 (mm) 1,865
全高 (mm) 1,445
ホイールベース (mm) 2,870
車両重量 (kg) 1,720
乗車定員 (名) 5
エンジン種類 水冷直列4気筒DOHC + レクサスハイブリッドシステム (THS II)
エンジン型式 A25A-FXS
総排気量 (L) 2.487
エンジン最高出力 (kW[PS]/rpm) 131[178]/5,700
エンジン最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm) 221[22.5]/3,600-5,200
モーター型式 3NM (交流同期電動機)
モーター最高出力 (kW[PS]) 88[120]
モーター最大トルク (N・m[kgf・m]) 202[20.6]
システム最高出力 (kW[PS]) 160[218]
使用燃料種類 無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク容量 (L) 50
燃費 (WLTCモード km/L) 22.3
トランスミッション 電気式無段変速機
最小回転半径 (m) 5.9
タイヤサイズ(前・後) 235/45R18
車両本体価格 (消費税込み 円) 7,180,000円~

※上記は代表的なグレード「ES300h version L」の諸元であり、2025年6月現在の情報の一例です。年式、オプション装着状況、改良などにより数値は異なる場合があります。
※車両本体価格はメーカー希望小売価格(消費税込み)の一例であり、地域や販売店、オプション選択によって異なります。リサイクル料金、保険料、税金(環境性能割・自動車重量税・自動車税種別割など)、登録等に伴う費用は別途必要です。
※燃費は定められた試験条件のもとでの値です。実際の走行時には、気象、道路、車両、運転、整備などの状況により異なります。

レクサス ES(7代目:XZ10型)の主な変更履歴

  • 2018年10月24日:7代目となる新型レクサスES(XZ10型)が、日本国内で初めて発売されました(グローバルでは7代目)。GA-Kプラットフォームを新採用し、低重心で流麗なクーペのようなスタイリングを実現。パワートレインには、2.5Lダイナミックフォースエンジンを核とする新世代の「レクサスハイブリッドシステム(THS II)」を搭載。量産車として世界で初めて「デジタルアウターミラー」をメーカーオプションで設定したことも大きな話題となりました。
  • 2020年8月:一部改良を実施。ハイブリッドバッテリーを従来のニッケル水素電池からリチウムイオン電池に変更し、燃費性能を向上(WLTCモード20.6km/L→22.3km/L)。また、駐車支援機能パーキングサポートブレーキ(PKSB)の対応範囲を拡大し、デジタルアウターミラーのカメラ性能も向上。12.3インチワイドディスプレイのスマートフォン連携機能(Apple CarPlay/Android Auto)にも対応しました。
  • 2021年8月:発売後初となるマイナーチェンジを実施。サスペンションの改良(特にリヤサスペンションメンバーブレースの剛性向上など)により、操縦安定性と乗り心地をさらに向上。「F SPORT」には最新のAVS(アダプティブバリアブルサスペンションシステム)が採用されました。エクステリアではヘッドランプやスピンドルグリルの意匠を変更。インテリアでは、マルチメディアシステムがタッチディスプレイに対応し、操作性が大幅に向上しました。先進安全技術「Lexus Safety System +」も機能が拡充されました。
  • 2022年7月:一部改良。車内での通話や音楽再生時の音質を向上させるため、一部部品の変更が行われました。また、「F SPORT」にオレンジをアクセントとした特別仕様車“Graceful Escort”が設定されました。
  • 2023年9月:一部改良を実施。インストルメントパネルやコンソール周辺のスイッチレイアウトが見直され、操作性が向上。内外装カラーに新色が追加されたほか、コネクティッド機能も拡充されました。
  • 2024年~現在(2025年6月):上記2023年9月の一部改良以降、この期間にフルモデルチェンジに匹敵するような大規模な変更は発表されていません。しかしながら、レクサスの基幹セダンとして、今後も年次改良として内外装の小変更、Lexus Safety System +やマルチメディアシステムのソフトウェアアップデートによる機能向上、あるいは魅力的な特別仕様車の設定などが適宜行われることが予想されます。

※上記は主な発表・発売時期と変更の概要です。具体的な改良内容、特別仕様車の詳細、最新の情報については、常にレクサス公式サイトまたは正規販売店にてご確認ください。

レクサス ES(7代目:XZ10型)のレビュー動画

レクサスESの真骨頂、静粛性と乗り心地を徹底評価。マイナーチェンジで進化した足回りと、上質な内装が生み出す快適空間の核心に迫る。

デジタルアウターミラーの使い勝手は?ジャーナリストが雨天や夜間など様々なシーンで、そのメリットと、慣れが必要な点を本音で語る。

F SPORTモデルをワインディングで試す。AVS搭載の足回りは、FRのライバル勢とどう違うのか?ESのスポーティな一面を分析。

レクサス ES(7代目:XZ10型)の試乗動画や内外装レビューはこちらのギャラリーでまとめてチェック!

これらの動画レビューは、7代目ESの多岐にわたる魅力や走行フィール、そして技術的な特徴を具体的にお伝えすることを目的としています。ただし、試乗環境や評価者の視点、評価時期(改良前後など)により印象が異なる場合もございます。多角的な情報収集の一助としてご活用いただき、最終的なご判断は、ご自身での実車確認と試乗体験に基づいて行うことを強く推奨いたします。

レクサス ES(7代目:XZ10型)のオススメポイント

  1. 卓越した静粛性と、徹底的に追求された快適な乗り心地:

    ESの真骨頂は、レクサスブランドの原点ともいえる静かで快適な乗り心地です。GA-Kプラットフォームによる高い基本性能に加え、幾度もの改良を経たサスペンションや吸音・遮音材の最適配置により、路面の凹凸をしなやかにいなし、高速走行時でも風切り音やロードノイズを徹底的に抑制。乗員全員がリラックスできる上質な移動空間を提供します。

  2. FFレイアウトの利点を活かした、広大でゆとりある後席空間:

    エンジンを横置きに搭載するFF(前輪駆動)レイアウトの採用により、室内空間、特に後席の足元スペースに圧倒的なゆとりを生み出しています。ロングホイールベースも相まって、後席に座る乗員は足を組んでくつろげるほどの広さを確保。ショーファードリブンカーとしても高い資質を誇ります。

  3. 2.5Lハイブリッドシステムによる、滑らかで力強い走りと優れた燃費性能:

    2.5Lダイナミックフォースエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムは、システム最高出力160kW(218PS)を発生。発進時からモーターが力強くアシストし、非常に滑らかで静かな加速を実現します。同時に、WLTCモードで22.3km/Lという、このクラスの大型セダンとしては卓越した低燃費も両立しています。

  4. GA-Kプラットフォームがもたらす、素直で安定感のあるハンドリング:

    低重心かつ高剛性なGA-Kプラットフォームは、乗り心地だけでなく、操縦安定性にも大きく貢献。FFレイアウトでありながら、コーナリング時の挙動は極めて素直で安定しており、ドライバーは安心してステアリング操作に集中できます。「F SPORT」グレードでは、AVS(アダプティブバリアブルサスペンションシステム)により、さらに応答性の高い走りも楽しめます。

  5. デジタルアウターミラーなど、レクサスならではの先進性と、度重なる改良による熟成:

    量産車として世界で初めて採用されたデジタルアウターミラーは、天候に左右されにくいクリアな後方視界を提供する先進装備です。また、2018年のデビュー以来、マルチメディアシステムのタッチパネル対応化やLexus Safety System +の機能向上など、度重なる改良によって熟成が進んでいる点も、大きな魅力と言えるでしょう。

レクサス ES(7代目:XZ10型)を購入する前に知っておきたい注意点・懸念点

  1. FF(前輪駆動)レイアウトと、FR(後輪駆動)を好む層からの評価:

    ESはFFレイアウトを採用しており、これにより広大な室内空間を実現しています。しかし、伝統的な高級セダンにFRレイアウトならではの自然なハンドリングやステアリングフィール、そしてスポーティな走りを求めるユーザーにとっては、走行フィールに物足りなさを感じる可能性があります。特に、FRのレクサスISやGSからの乗り換えを検討する場合は、試乗での比較が不可欠です。

  2. ハイブリッド専用パワートレインと、動力性能への期待値:

    国内仕様のESは2.5Lハイブリッド「ES300h」のみの設定です。滑らかさと燃費性能は非常に高い一方、同クラスの輸入車や、かつてのGSに設定されていたような、大排気量NAエンジンやターボエンジンのような、胸のすくパワフルな加速感を求める向きには、ややおとなしいと感じられるかもしれません。

  3. 全長約5m、全幅1.87mの堂々たるボディサイズと、都市部での取り回し:

    全長4,975mm、全幅1,865mmという大柄なボディは、優れた居住性と存在感をもたらしますが、日本の都市部の狭い道や駐車場では、その大きさを意識する場面も少なくありません。最小回転半径も5.9mと大きいため、購入前に自身の駐車環境や、日常的に走行するルートとの相性を確認することが重要です。

  4. デジタルアウターミラーの視認性と、慣れの必要性:

    先進的なデジタルアウターミラーは、天候に左右されにくいなどのメリットがある一方、従来の光学ミラーとは距離感や画角が異なります。特に、目線を動かしてピントを合わせる必要があるため、ドライバーによっては慣れが必要だったり、違和感を覚えたりする場合があります。通常のドアミラー仕様も選択可能ですので、試乗車で比較検討することをおすすめします。

  5. モデルライフの長さと、最新世代レクサス車とのインターフェース比較:

    7代目ESは2018年のデビュー。2021年の改良でタッチパネルに対応しましたが、最新のNXやRXが採用する大型14インチディスプレイを中心とした「Tazuna Concept」のコクピットと比較すると、マルチメディアシステムの世代や操作性、全体的なインターフェースの先進性で見劣りする部分は否めません。最新のデジタル体験を最優先する方は注意が必要です。

レクサス ES(7代目:XZ10型)の購入を検討している人のレビュー

(50代後半・男性・法人での利用、後席の快適性を重視)

会社の役員車としてES300h version Lを検討中。後席の広さと静粛性はクラウンセダンにも引けを取らないと聞くので期待している。ハイブリッドの燃費も良く、経済性も魅力。FRのLSほどの格式は不要だが、お客様を乗せるのに十分な「おもてなし」があるか、実車で確かめたい。

(60代・男性・長年乗り続けた国産大型セダンからの乗り換え)

長年FRセダンを乗り継いできたが、次は静かで快適なESも良いかと考えている。FFの走りがどんなものか、少し懸念はあるが、乗り心地が良いなら問題ない。version Lの上質な内装と、最新の安全装備が魅力。ゴルフバッグがしっかり積めるかも重要なポイントだ。

(40代・男性・輸入車からの乗り換え、信頼性と維持費を考慮)

今のドイツ車の維持費に悩み、信頼性の高いレクサスESに興味を持った。ハイブリッドの燃費の良さと、故障の少なさは大きなメリット。F SPORTのデザインもスポーティで格好良い。ただ、走りのダイレクト感で輸入車に劣らないか、試乗してじっくり比較したい。

(50代・女性・夫婦での長距離旅行、快適性と安全性を最優先)

夫婦でゆったりと長距離旅行を楽しめる車として、ES300h version Lが候補。静かで乗り心地が良く、燃費も良いというのは理想的。Lexus Safety System +の性能も高く、安心して運転できそう。デジタルアウターミラーの見え方だけ、自分に合うか少し心配。

(40代前半・男性・アルファードからの乗り換え、セダンの走りを再評価)

ミニバンも便利だったが、子供が独立したので次は上質なセダンに乗りたい。ESは後席も広いと聞くので、たまに親を乗せても大丈夫そう。クーペのようなスタイリングも良い。FFで雪道が少し心配なので、AWDの設定があれば即決だったかもしれない。

レクサス ES(7代目:XZ10型)の購入者レビュー

(60代・男性・法人での利用、後席の快適性を評価・ES300h version L (2023年式) 購入)

役員車として導入しましたが、後席に乗る方々からの評判が非常に良いです。特に足元の広さと静粛性は、これまでのFRセダン以上かもしれません。乗り心地も滑らかで、長時間の移動でも疲れさせない。FFであることのネガは全く感じません。

(50代・男性・長距離ドライブが趣味、燃費と快適性を両立・ES300h version L (2024年式) 購入)

週末は高速を使って遠出することが多いのですが、この車の燃費の良さには驚いています。大型セダンなのにリッター18km以上走ることも。Lexus Safety System +の運転支援も優秀で、長距離運転が本当に楽になりました。まさにグランドツアラーですね。

(40代・男性・スポーティな走りも求め、F SPORTを選択・ES300h “F SPORT” (2022年式) 購入)

F SPORTの引き締まった足回りとデザインが決め手でした。AVSのおかげで、普段は快適なのに、ワインディングではしっかりとした走りを楽しめます。ハイブリッドでも物足りなさは感じません。内外装の専用パーツも所有感を満たしてくれます。

(50代・女性・デザインと室内の質感で選択・ES300h version L (2023年式) 購入)

流麗なクーペのようなスタイリングと、version Lの豪華な内装に惹かれました。特にリッチクリームの内装色は、車内を明るく見せてくれてお気に入り。デジタルアウターミラーも慣れると非常にクリアで見やすいです。乗るたびに優雅な気分になれます。

(60代・夫婦・輸入車からの乗り換え、信頼性と静粛性を評価・ES300h (標準グレード 2021年式) 購入)

輸入車の維持費と故障に悩み、信頼性の高いレクサスに。ESの圧倒的な静粛性には妻も驚いています。標準グレードでも装備は十分。何よりディーラーの「おもてなし」対応が素晴らしく、安心してカーライフを送れるのが一番の満足点です。

レクサス ES(7代目:XZ10型)の新車購入ガイド

レクサスブランドの根幹を成すラグジュアリーセダン、ES(7代目 XZ10型)。その卓越した静粛性と快適性、そして美しいクーペフォルムは、多くの人々を魅了し続けています。2018年の国内デビュー以来、熟成を重ねてきたこのモデルを新車で手に入れるための購入プロセスと、専門家として特に注目すべきチェックポイントを詳細に解説します。

1. 新車購入の基本的な流れ

  1. 情報収集とESのグレード・仕様理解、詳細な予算計画:

    • ESのグレード構成(標準、version L、F SPORT、特別仕様車“Graceful Escort”等)、各グレードの標準装備と選択可能なメーカーオプション、パワートレイン(ES300h:2.5Lハイブリッドのみ)、駆動方式(FFのみ)、先進安全装備「Lexus Safety System +」の詳細、12.3インチワイドディスプレイの仕様、コネクテッドサービス「Lexus Link」の内容について、公式サイト、カタログ、専門家のレビュー記事等で徹底的に情報を収集・比較します。特に2021年8月のマイナーチェンジでの走行性能・質感向上は重要なポイントです。
    • ご自身の使用目的(パーソナルな移動、ビジネスでの送迎、長距離クルージング等)、重視するポイント(乗り心地、静粛性、燃費、スポーティな走り、先進装備等)を明確にし、最適なグレードやオプションの組み合わせを慎重に絞り込みます。
    • 車両本体価格に加え、高額になりがちなメーカーオプション(例:マークレビンソンプレミアムサラウンドサウンドシステム、デジタルアウターミラー等)やディーラーオプションの費用、各種税金(環境性能割、自動車重量税、自動車税種別割)、保険料(特に車両保険)、リサイクル料金、登録諸費用など、全ての費用を含めた総支払額を正確に把握し、余裕を持った予算計画を立てます。レクサスファイナンシャルサービスのローンや残価設定型プランも検討材料です。
  2. 販売店(レクサスディーラー)の選定とコンサルテーション予約・試乗:

    • お近くのレクサス正規ディーラーを選定します。レクサスでは、購入体験そのものも「おもてなし」の一環として重視しており、担当セールスコンサルタントとの良好な関係構築が、満足度の高い購入と長期的なカーライフサポートに繋がります。
    • 訪問前に、必ずコンサルテーションと試乗の予約を入れましょう。特に体感したいESならではの静粛性と乗り心地、そして「F SPORT」と標準/version Lとの走りの違い、デジタルアウターミラーの見え方などがあれば、事前に伝えておくことで、質の高い情報提供と体験が可能になります。
  3. 試乗によるESの「素性の良さ」と快適性の体感評価:

    • GA-Kプラットフォームがもたらす高いボディ剛性と低重心、そして熟成されたサスペンションによる、上質でフラットな乗り心地と、FFとは思えない素直なハンドリングを様々な速度域で体感します。2.5Lハイブリッドシステムの滑らかで力強い加速フィール、そして圧倒的な静粛性も重要なチェックポイントです。
    • ドライバーズシートからの視界、ドライビングポジション、メーター類や12.3インチディスプレイ(タッチパネル対応後)の視認性と操作性、内装の質感(特にversion Lのセミアニリン本革シートや本木目パネル)、そしてES最大の美点である後席の広大な居住空間と快適性を実車で細かく検証します。
    • 競合となる輸入プレミアムセダン(メルセデス・ベンツEクラス、BMW 5シリーズ等)や、レクサス内のFRセダン(ISなど)とも比較し、ESならではのFFレイアウトがもたらす価値(室内空間、燃費性能)や、独自の乗り味を客観的に評価します。
  4. 見積もり取得と条件交渉:

    • 最終的に絞り込んだグレード、メーカーオプション、ディーラーオプション、内外装カラーを決定し、販売店に正式な見積書(諸費用込み)の作成を依頼します。
    • 見積書の内容を詳細に確認し、不明点は全て質問して解消します。レクサスブランドの特性上、大幅な値引きは期待しにくいですが、オプション装備の組み合わせ提案や下取り車の査定額、納車までのフォロー体制などについて、納得のいく説明と条件提示を求めましょう。
  5. 契約手続き:

    • 全ての条件(仕様、価格、支払い方法、登録予定時期、納車予定日など)に合意したら、売買契約を締結します。契約書は細部まで丁寧に読み合わせ、内容を完全に理解した上で署名・捺印(実印と印鑑証明書が必要)します。
    • 契約時には、申込金(手付金)が必要となるのが一般的です。
    • 登録に必要な書類(印鑑証明書、住民票、委任状等)は、事前に販売店から指示がありますので、漏れなく準備します。
  6. 納車までの準備:

    • 自動車保険(任意保険)のプランニング。車両価値が高いため、車両保険の内容を慎重に検討。
    • 駐車場(特に全長約5m、全幅1.87mに対応できるか)の確保と車庫証明の申請手続き。
  7. 納車(レクサスならではの納車セレモニー):

    • レクサスディーラーでは、納車も特別なおもてなしの一環として演出されることが多く、その体験もブランド価値の一つです。指定された日時に販売店にて車両の最終確認を行い、注文内容と相違ないか、内外装に傷や汚れがないかを、担当者と共に細心の注意を払ってチェックします。
    • 車両の主要な機能や装備の操作方法、特に「Lexus Safety System +」やマルチメディアシステムに関する説明を十分に受け、車検証、自賠責保険証、保証書、取扱説明書、カードキー等の重要書類や付属品を確実に受け取ります。
    • 契約に基づいた残金の支払いが完了していることを確認し、新しいESとの上質なカーライフが始まります。

2. レクサス ES(7代目:XZ10型)購入時の主なチェックポイント

  • グレード選択(標準 vs version L vs F SPORT):

    • version L:セミアニリン本革シートや後席の快適装備が充実し、ESの魅力を最も体感できるグレード。乗り心地重視ならこちら。
    • F SPORT:専用の内外装と、乗り心地と操縦安定性を電子制御するAVSを搭載。よりスポーティな走りを求める層に。
    • 標準グレード:基本的な装備は揃っており、レクサスの「素性の良さ」を最もリーズナブルに味わえる選択肢。
  • パワートレインはES300h(2.5Lハイブリッド)のみ、その熟成された走り:

    • 国内仕様のESは2.5Lハイブリッドのみ。リチウムイオンバッテリー採用(2020年8月以降)により燃費性能も向上し、熟成が進んでいます。突出したパワーはありませんが、静粛性と滑らかさ、そして経済性のバランスは秀逸です。
  • デジタルアウターミラーの選択と、慣れの必要性:

    • 量産車世界初の先進装備ですが、従来の光学ミラーとの見え方の違いには慣れが必要です。特に駐車時などの距離感は、試乗で必ず確認を。天候に左右されにくいクリアな視界というメリットと、自身の感覚との相性で判断。通常のドアミラー仕様も選択可能です。
  • メーカーオプションの戦略的選択(マークレビンソン、サンルーフ等):

    • マークレビンソンプレミアムサラウンドサウンドシステムは、車内の音響空間を格別なものにしますが、高価なオプションです。パノラマガラスルーフや後席の快適装備など、後付けできないメーカーオプションは、自身のカーライフを豊かにするかどうかを基準に慎重に選択。
  • 内外装カラーと素材のコーディネート(特にversion LとF SPORT):

    • レクサスならではの深みのあるボディカラーや、version L専用のオーカーやリッチクリームといった上質な内装色、F SPORT専用のフレアレッドなど、選択肢は多彩。内外装の組み合わせで満足度が大きく変わります。
  • 納期(2025年6月18日現在)の確認:

    • ESもレクサス車全般の人気と生産状況により、納期が変動する可能性があります。最新の納期情報を契約前に必ず販売店に確認し、ご自身の計画と照らし合わせてください。
  • ES試乗時の深掘りチェックポイント:

    • 静粛性と乗り心地:路面のつなぎ目や荒れた路面を通過した際の衝撃のいなし方、高速走行時の風切り音やロードノイズのレベル。
    • 後席の快適性:実際に後席に座り、足元・頭上空間の広さ、シートの座り心地、リクライニングなどの快適装備の操作性を確認。
    • FFセダンとしての走行フィール:発進・加速時のトルクステアの有無、コーナリング時の自然な挙動。
    • タッチパネル対応マツダコネクト(2021年8月以降):ディスプレイの操作性、レスポンス。
  • プレミアムセダンとしての価値とリセールバリューの考慮:

    • レクサス車は高いリセールバリューを維持する傾向があります。残価設定型プランなどを利用する際にはその点も考慮。車両価格だけでなく、長期的な視点での資産価値や、レクサスならではの充実したアフターサービスも含めて総合的に判断しましょう。

レクサス ES(7代目:XZ10型)の中古車購入ガイド

2018年10月に日本市場へ初めて導入されたレクサスES(7代目 XZ10型)。その卓越した静粛性と快適な乗り心地、そしてFFレイアウトならではの広大な室内空間は、中古車市場においても独自の魅力を放っています。2025年6月18日現在、デビューから6年以上が経過し、初期モデルから数々の改良を経た高年式モデルまで、選択肢が豊富になってきました。ここでは、上質なESの中古車選びで後悔しないための、専門的視点からの購入ガイドを徹底解説します。

1. 中古車購入の基本的な流れ

  1. 情報収集と予算・希望条件の明確化(年式による改良点の把握が鍵):

    • ESのグレード構成(標準、version L、F SPORT、特別仕様車“Graceful Escort”等)、パワートレイン(ES300h:2.5Lハイブリッドのみ)、年式による改良点(特に2020年8月のバッテリー変更とスマホ連携対応、2021年8月のマイナーチェンジでの足回り・内外装・安全装備の進化、2023年9月の操作性向上など)を詳細に把握します。希望する走行距離、ボディカラー、必須装備(デジタルアウターミラー、マークレビンソン、大型タッチディスプレイ等)をリストアップ。
    • 中古車情報サイト(カーセンサー、グーネットなど)やレクサスの認定中古車検索サイト(「Lexus CPO」)を活用し、希望条件に合致するESの中古車流通状況、価格相場を徹底的に調査します。2021年8月のマイナーチェンジ前後で、乗り心地や装備が大きく異なるため、そこを基準に価格と仕様を比較検討するのが賢明です。
    • 車両本体価格に加え、各種税金(自動車税種別割の未経過相当額、環境性能割等)、自賠責保険料未経過相当額、登録諸費用、納車費用、販売店手数料など、総支払額を念頭に予算を設定します。
  2. 車両検索と信頼できる販売店の選定(特にレクサスCPOを推奨):

    • 条件に合うESが見つかったら、その車両を取り扱う販売店を選びます。レクサス正規ディーラーが運営する認定中古車(「Lexus CPO」)は、車両の品質(厳しい点検基準)、充実した保証(2年間走行距離無制限、ハイブリッド機構も含む)、専門的なアフターサービスの面で最も安心感が高い選択肢です。
    • その他、実績のある大手中古車販売チェーンのプレミアムカー専門店なども候補となりますが、その場合は販売店の評判、第三者機関による車両鑑定の有無、保証制度の詳細、整備体制などをより入念に確認する必要があります。
  3. 実車確認(内外装、豪華装備、機関)と試乗:

    • 候補車両を絞り込んだら、販売店に連絡を取り、実車確認と試乗のアポイントを入れます。ESならではの上質な内外装のコンディションや、先進装備の動作確認は必須です。
    • 車両状態のチェック:内外装の傷、凹み、塗装の状態、タイヤの製造年と残り溝(18インチが主流)、灯火類、各スイッチの動作、シート(特にversion Lのセミアニリン本革)の状態や電動機能、装備品(ナビ、エアコン、安全装備のカメラ・センサー類、デジタルアウターミラー)の動作を徹底的に確認します。
    • 修復歴の有無、冠水歴の有無は中古車選びの最重要確認項目です。車両状態評価書(鑑定書)の提示を求め、詳細な説明を受けましょう。
    • 試乗:ハイブリッドシステムの始動性、EV走行のスムーズさとエンジン始動時の静粛性、加速・減速の滑らかさ、ブレーキのタッチ、ステアリングの応答性、そしてGA-Kプラットフォームによる乗り心地と安定性を確認。特に2021年8月改良前後のモデルで、足回りの違いを体感できると理想的です。
  4. 見積もり取得と条件交渉:

    • 車両本体価格、諸費用(各項目の内訳を明確に)、保証内容と期間、納車前整備の内容などを明記した見積書を取得します。
    • 車両価格の妥当性(年式、走行距離、グレード、装備、改良内容を考慮)、諸費用の内容、保証の延長や内容拡充、納車前に行われる整備の範囲などについて、担当者と具体的に交渉します。
  5. 契約手続き:

    • 全ての条件に納得したら契約を締結します。契約書は細部まで熟読し、特に保証範囲、免責事項、キャンセルポリシーなどの重要項目は完全に理解した上で署名・捺印(実印)します。
    • 手付金の額や支払い時期、残金の支払い方法を確認します。
    • 必要書類(実印、印鑑証明書、住民票、委任状など)を事前に確認し、準備します。
  6. 納車までの準備:

    • 自動車保険(任意保険)への加入または車両入替手続き。車両価値に応じた適切な車両保険を選択。
    • 名義変更やナンバープレート取得、車庫証明の取得は、通常販売店が代行しますが、手順と費用を確認します。
  7. 納車:

    • 車両受け取り時は、契約時の車両状態や約束された整備内容と相違ないか、再度確認します。操作説明を受け、車検証、保証書、整備手帳、取扱説明書、カードキー等の重要書類や付属品を確実に受け取ります。メーカー保証の継承手続きも確認。

2. レクサス ES(7代目:XZ10型)中古車購入時の主なチェックポイント

  • 最重要:2021年8月のマイナーチェンジ前後の違いの把握:

    • このマイナーチェンジで、リヤサスペンションの剛性向上など足回りに大きな改良が加えられ、操縦安定性と乗り心地が向上。また、マルチメディアシステムがタッチパネルに対応し、操作性が大幅に改善されました。ヘッドランプやグリルの意匠も変更。中古車選びでは、この改良前後が大きな判断基準となり、価格にも反映されます。
  • グレード(標準/version L/F SPORT)と装備の照合:

    • 希望するグレードと装備が合致しているか確認。「version L」は後席の快適装備や豪華な内装、「F SPORT」は専用内外装とAVS(アダプティブバリアブルサスペンションシステム)による走りが特徴。メーカーオプション(マークレビンソンサウンドシステム、パノラマルーフ等)の有無も車両価値を左右します。
  • デジタルアウターミラーの有無と状態:

    • ESの象徴的な装備ですが、オプション設定のため装着されていない車両も多数あります。装着車を狙う場合は、モニターの表示やカメラの状態を必ず確認。また、自身が見慣れた光学ミラーの方が良い場合は、非装着車を選ぶという判断も重要です。
  • ハイブリッドシステム(バッテリー、モーター)の状態確認:

    • 駆動用バッテリーの健康状態は、レクサスディーラーであれば専用診断機でチェック可能な場合があります。保証期間(ハイブリッドシステムは新車から5年または10万km特別保証、駆動用バッテリーはさらに長期の場合あり)の残りも確認。試乗時には、スムーズなモーター走行とエンジンへの切り替え、回生ブレーキのフィーリングを確認。
  • 先進安全装備「Lexus Safety System +」の世代と機能:

    • 年次改良で機能が進化しています(例:2021年8月以降はプリクラッシュセーフティの対応範囲拡大など)。搭載されているシステムの具体的な機能(衝突被害軽減ブレーキの対応範囲、ACCの性能等)を確認。警告灯の非点灯もチェック。
  • 保証制度の確認(レクサスCPO認定中古車など):

    • 年式によってはメーカー新車保証が残存している可能性があります。保証継承が可能か確認。「レクサスCPO認定中古車」であれば、レクサス独自の充実した保証(例:2年間走行距離無制限、ハイブリッド機構も含む)と、徹底した点検整備、そして納車後のメンテナンスプログラムが付帯し、最高の安心感が得られます。
  • メンテナンス履歴(整備記録簿、特に正規ディーラーでの記録):

    • 過去の点検整備記録簿で、定期的なメンテナンス(特にエンジンオイル交換、ハイブリッドシステム点検、ブレーキフルード交換など)が正規ディーラーで適切に行われていたかを確認。記録がしっかりしている車両は信頼性が高いと言えます。
  • リコール・サービスキャンペーンの実施状況:

    • 対象車両にリコールやサービスキャンペーンが発令されていないか、発令されていた場合は確実に対策済みであるかを確認します。
  • タイヤとホイールの状態(特にF SPORTの19インチ):

    • version Lは18インチ、F SPORTは19インチが標準。タイヤの残り溝、製造年、ひび割れ、ホイールの傷などを確認。特に19インチタイヤは交換費用が高めです。

中古の7代目レクサス ESは、その卓越した快適性と静粛性、そして経済性を、新車よりも魅力的な価格で手に入れる好機です。特に2021年8月以降のマイナーチェンジモデルは、走りや使い勝手の面で大きな進化を遂げています。年式による改良点やグレード間の装備差、そして個々の車両状態を丁寧に見極め、「レクサスCPO認定中古車」を中心に検討することが、満足度の高い一台との出会いを実現する鍵となるでしょう。

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