装備を標準化した“Limited”シリーズの狙い
ダイハツ工業は軽乗用車「タント」「タントカスタム」「タントファンクロス」に、メーカーオプションを装備し利便性を高めた特別仕様車“Limited”シリーズを導入。タントX“Limited”では、左側に加え右側にもワンタッチオープン機能やウェルカムオープン機能、タッチ&ゴーロック機能付きパワースライドドアを標準化し、両側スライドドアを実現。カスタムX“Limited”やファンクロス“Limited”では、全車速追従機能付きACCなどをまとめたスマートクルーズパックを全車標準装備。さらに専用ディーラーオプションプランで、外装加飾やシートアンダートレイなどのアイテムをセット化。価格は163万9000円から210万6500円となる。
日常性と快適性を両立した印象
タントの“Limited”シリーズは、実用性を重視するユーザーにとって魅力的な内容に感じました。特に両側パワースライドドアの標準装備は、乗降時のストレスを軽減し、ファミリーや荷物の出し入れが多いシーンで重宝しそうです。
また、カスタム系グレードに搭載された全車速追従型ACCやレーンキープアシストなどの運転支援機能は、高速道路や渋滞時の負担を和らげ、安心感を高めてくれそうですね。
さらに、専用ディーラーオプションプランでは外装加飾や実用的なシートアンダートレイが用意されており、自分好みにカスタマイズする楽しみも広がります。こうしたアクセサリー類がパックで選べるのは、選択の手間を省きつつ、満足度を向上させる良いアイディアです。
日常の買い物や子どもの送迎、ペットの乗車など多彩なシーンで活躍しそうなのもポイント。狭い駐車場でも左右どちらからでも乗り降りできる安心感は、意外と軽視できないメリットです。
ACCは停止&発進にも対応するため、街中の流れに合わせて自然な動作が期待できるのが嬉しいですね。普段あまり運転支援に頼らない方でも、試してみたくなる機能だと思います。
シートアンダートレイのような細かな収納アイテムがセットになっている点も好感が持てました。ちょっとした小物や飲み物を置くスペースがあると、車内が整理しやすく、快適性が向上します。
まとめると、タント“Limited”シリーズは装備の充実ぶりと価格バランスが絶妙で、用途に合わせた幅広いライフスタイルにフィットしそうです。洗練されたカスタム系から実用性重視のベーシック系まで、選ぶ楽しさも感じられる1台だと思います。